その歴史は江戸時代から
七田式小学生コース修了作文 園長賞 船橋駅前教室
将来どんな人になりたいか
「おい、定吉や、定吉」
あなたは落語を知っているだろうか?
落語というのは、江戸時代が舞台の人情話だ。
その落語の代表的な人物の中に「定吉」という小僧がいる。
様々な落語の中に出てくる小僧だ。
その他にも「八五郎」「大家」「与太郎」などの人物も、よく出てくる。
落語の始まりは、落語家が着物の上に着ている「羽織」と呼ばれるものを脱ぐことによって、落語の始まりがわかる。
その羽織は、落語家によって着ている色が違っていて、ピンクや緑などの色もある。
私は落語がすごいものだと思う。
なぜなら、何人もの役を右を向いたり左を向いたりして、一人で演じること。
そして、長方形の形をした手ぬぐいや扇子などを使って何かに見立てて演目を演じること。
例えば、財布や紙と筆、本に見立てたりする。
さらに、扇子で効果音も出せるのだ。
そのような落語を、一日中聞くことができるところがある。
皆さんはどこだかわかるだろうか。
答えは「寄席」だ。
この寄席の良いところは、主に落語が中心だが、落語の他にもマジック、紙切り、講談、漫才などもあるところだ。
落語が飽きるか飽きないかの頃合いに、マジックや漫才などが入っているので、一日中見ていても飽きないところ。
そして日によって出る人や演目などもかわっていくため、とても見応えがある。
そんな楽しい寄席は今から三百二十年以上前の江戸時代の頃からあったと言われている。
もしも寄席に人気がなかったら、きっと寄席は消えてしまっていただろう。
でも、とても長い間、寄席が消えなかったのはとてつもない人気と落語家がいたからだろう。
そんな寄席を受け継いできた憧れの落語家に私はなりたい。
小学生コース 高学年 H・M