読書感想文コンクール銅賞♬
船橋市小中学校読書感想文コンクール
銅賞 受賞!おめでとう!
深堀 まりあちゃん (小4)
「人生は変われる」 深堀 まりあ
「人生は変われる。」私は「二分の一成人式」という本を読んで まずそう思いました。なぜなら、主人公のユメはじゅくがきらいでおなかがいたくなったり、漢字も計算もできなかったのに、友達ののぞみくんにはげまされて、何でも一生けんめいにやるようになったからです。気持ちの持ち方でこんなに変われるんだと思いました。
「人間『だめ』とか『できない』って言ってたら本当はできることでもできなくなっちゃうしだめじゃないことでも本当にだめになっちゃう。」わたしが強く心に残ったのがのぞみくんのこの言葉です。わたしも今、ユメと同じ二分の一成人式をむかえる十才です。習い事がきらいで、いつもお母さんに行きたくないと泣いてたのんだり、本当におなかがいたくなります。
この夏休み、水泳教室に行った時のことです。わたしは行きたくなかったのに、お母さんが勝手に申し込みました。わたしは何度も行きたくないとうったえましたが、お母さんから
「あと少し練習すれば二十五メートル泳げるようになるからがんばろう。」と言われ、いやいや行きました。始めは、わたしにはできない、二十五メートルなんて泳げないと思いました。
いよいよ水泳教室当日。プールはキラキラ光ってとてもきれいな水色です。水の中に入るとひんやり冷たくて気持ちがいいです。コーチはオットセイの鳴き声みたいな声で怖い感じがしますが、息つぎのし方をていねいに教えてくれます。何だか楽しくなってきました。五日目の最終日はテストです。わたしは前の日からドキドキしていました。もし全然泳げなかったらどうしよう、と中で足がついたらどうしようと不安になりました。お母さんは
「大じょうぶ。まりあならできる。
と言ってくれました。テストが始まる直前まで、頭の中で「できない。でもできる。やっぱりできない。」とずっと思い続けていました。その時、ユメが何も考えないでバタフライのテストでプールに飛び込んだことを思い出しました。わたしも何も考えないで泳ぎました。何が何だかわからず、その場で足をついて目を丸く見開いてコーチを見つめていました。気がつくと二十五メートル泳いでいました。お母さんから
「できたね。息つぎのフォームがすごくきれいだったよ。」
と言われ、とてもうれしかったです。
この本は今まで私が読んだ本の中で一番人生の役に立つ本でした。もしできないということがあったら、この本をもう一回読んで自分の人生は変えられると思いたいです。
二十才のまりあへ。これからもできないと思うことがきっと、たくさんあります。でもそんな時は十才の私が水泳をがんばったことを思い出してください。十才のまりあより (2分の1成人式 講談社)
まりあちゃんのお母さまより、手記が届いております。手記は こちら♪