お話を書きました!
「それいけ!キュー、カン、バー?」
Mちゃん 小3
あるところに、キュー、カン、バーというかっぱの兄弟がいました。一番上は、キュー、二番目は、カン、三番目は、バーです。でもバーは、兄のキューとカンとちがって、まねけで、のろまです。そしていつものように、三人で川の中で遊んでいました。でも遊んでいるうちに、気がつくとバーがいなくなっていました。
「おーい。バー。」
キューとカンは、はらをたてて、さがしました。これで、バーがいなくなったのは・・・一回、二回、三回、かぞえきれないほどです。
「何回、さがさせる気なんだよぅ。」
そう言っているうちに、空こうにきていました。するとむこうから、
「キュー、カン!」
と、声がしました。ひり向くと、バーが手をふっています。バーは、言いました。
「ぼくは この大きなひこうきで 大きな大きな大ぉぉきな、お空をとんでみたいんだ。」
キューとカンは しかたなく乗りました。そして、乗っているうちに、キューがたいへんなことに気づいたのです。
「カン、バー、そういえば このひこうき どこまでいくのかな?」
聞いた二人は、たしかにそう思うと、ドキッ!としてしかたがありません。ここから、どんな所へいどうしてしまうのでしょうか・・・?
そしてついに、ひこう場にちゃくりくしました。おそるおそる、三人は、おりました。
「どんなことがおきるんだろう?」
そしてそこは なんと・・・・。アフリカのジャングルだったのです。でもじゅつをつかえば なんとかなるだろう、とキューとカンは考えます。そのじゅつの名は、石(いし)大(だい)ゴールド!
すると、三人は、いつのにか、足を、川の中に、つっこんでいました。その時・・・・ガブッ!!ワニが、大きな口をあけて、三人をのみこもうとしたのです。すると、カンが、ワニの口の中に、キュウリをほうりこんだのです。その上、もっと頭のいいキューが、キュウリを、石(いし)大(だい)ゴールドのじゅつで巨大化させたのです。グアッ!ワニはビックリして、川の中へ帰っていきました。
そして二人が振り向くと、バーはキュウリを
食べていました。二人は、また はらを立てて、ふくれっつらをしました。
「だって、おなかすいたんだもん。」
さっき おこっていた二人も、だんだん なんだかバーがかわいく見えてきました。でも、とりあえず二人は、バーが食べられたりしないでよかった、と思いました。これからもたびをつづけると三人は、やくそくしました。
<おしまい>
この作品は、小3クラスのレッスンで行った「変身作文」という取り組みでできた作品です。「三匹のこぶた」のお話を「三匹のかっぱ」に変身させて、楽しい冒険のお話を書いてくれました。すばらしいです!