小学生 文集入選 おめでとう!!
入賞
「夢」 丸楠大和 小3
「グリちゃん!!」ぼくはさけんだ。
だっこをすると首とうでがだらりとした。グリはしんでしまった。悲しかった。
グリは、ぼくが生まれる前からうちにいる16才の黒ねこだ。やせてておとなしくて、とてもかわいいねこだった。だけどにゅうがんになってしまった。ぼくには、たすけてあげることができなかった。ただだっこしてあげることしかできなかった。この時、ぼくはじゅういになろうときめた。
半年前の夏に、はじめて動物病院に行った。おできができたと思ったけど、99,9%悪せいのがんと言われた。それまでにキッザニアでは2回、じゅういの体けんはしたことがあったけれど、本当のじゅういさんに会うのは はじめてだった。
グリのじゅう医さんはやさしい女医さんで、ぼくや母さんに話しかけるだけでなくて、グリにも話しかけた。そしてやさしくグリの頭をなでた。てんてきをする時、はりを見たグリに「またそれをやるのね。」と先生がグリのいいたいことを言った。先生はグリの気持ちもわかるからすごいなあと思った。
グリは先生のことをじっと見ていた。ないたりあばれたりしないでじっとしていた。
ぼくと母さんはじゅう医になるためにどうしたらいいか パソコンで調べた。じゅう医学部のある大学で6年間勉強し、国家しけんに合かくしなければならない。
動物のがんがなおせる薬を作ったり、言葉が話せない動物の気持ちがわかるじゅう医になりたい。