七田式寺下グループ(葛西・新浦安・船橋駅前・津田沼・千葉駅前)の公式ブログです。
春の卒業シーズンには、各講師いろいろな想いが巡ります。本日は新浦安教室からのレポートです。
七田式新浦安教室 武藤先生より
卒業進級シーズンにあたり、生徒さん一人一人の成長を改めて実感し感慨深く胸が熱くなります。
今年卒業のSくんの「七田をやっていてよかったこと」の作文を読んで涙が止まりませんでした。
私がSくんを担当したのは2年生の途中から4年生まででしたが、その後も彼の活躍を耳にすると我がことの様にドキドキしたり頼もしく嬉しい思いがしました。
彼は震災後、少し不安定になり、レッスンに来ても集中力やテキストに何も書けない時期がありました。
傷つき悩んでいるSくんに寄り添い見守ることしか出来ませんでした。ただそのまま受けとめプラスの言葉がけを繰り返していた様に思います。
そうこうしているうちに、少しずつSくんに変化が現れ始めました。
ある時、集中力を目で追い始めました。
書きはしませんでしたが、それまでの不安げな何処か泳いでしまっている目とは明らかに変わっていました。
早速お母さまにお話し、お母さまと一緒に喜んだのを覚えています。
そこから少しずつ書きだし、やがて、レッスンに耳を傾ける様が出てきました。
毎回少しずつ変化が現れ、ある時、突然スイッチが入って小学生プリントの算数を一気に仕上げてしまいました。
そこからは、レッスンもとても意欲的に参加してくれて、自分の夢に向かって努力を惜しまず、とてもキラキラ輝いていました。
今回、作文を読ませていただき、あの苦しい時期を自分の力で乗り越えたからこそ、今のこの凛とした姿があるのだと思いました。
例えその時はマイナスに思えることであっても、子どもが成長して行く過程に於いて何一つ無駄なことはないと改めて教えていただきました。
この素晴らしい成長を見せていただけたことに、心から感謝しています。