先日行われた年長さんクラスであった心温まる出来事です。
年長さんのレッスンの中で、毎週必ず私達講師から子供達へ1つ質問をし、その質問に自分の意見で答えるという取り組みがあります。
その日のレッスンは「どんな人になりたいですか?」という内容でした。
初めは子供達も「う~ん…」「どうしようかな…」となかなか答えが出ず考えている中、最初に口火を切ったKくん。
大きな声で「人に親切に出来る人になりたい!」このKくんの勢いと強い気持ちを聞いた瞬間、一気に教室の中の雰囲気が変わった様に感じました。
その暖かい雰囲気が他の2人にも伝わった様で今度は一番考え込んでいたMちゃん。
「みんなに食べてもらいたいから、お菓子屋さんになりたい!」そして今度はEちゃん。
「困ってる人を魔法を使って助けてあげたい!」子供達の口からキラキラした言葉がどんどん溢れ出てくる素晴らしさに感動していた所、KくんがEちゃんの目を見ながらすかさず「魔法をかけてどんな風にしてあげたいの?」まさに私が聞こうと思っていた言葉をそのままKくんに言われてしまい、驚きと共に少し子供達同士の会話を見守ることにしました。
Eちゃんは「魔法を使ってボロボロの洋服を来てる人を綺麗な服に変身させてあげたいし、寒そうにしてる人がいたら、あったかくしてあげたい!」スラスラと言葉に詰まる事もなく真っ直ぐな目で自分の思いを話してくれました。
教室全体が「愛」に溢れた淡いピンク色に感じられるほど、発表した3人の表情はとても穏やかで暖かく立派に見えました。
「みんなからのお話、とっても素敵だったからお父さん、お母さんにもお話させてね!」と伝えると「えー!恥ずかしいから言わないで~!」とお家の方に聞かれるをちょっぴり恥ずかしいと思う感情も出てきた年長さんですが、私の熱意に押されて承諾してもらい、母親講座の時にしっかりとお父様お母様にお伝えさせて頂きました。
親の知らなかった我が子の一面や発言、心のしっかり育った優しくも子供らしいこのエピソードを聞いて、そっと涙を拭われるお母様もおり、こんな素晴らしい瞬間に立ち会えた事、
子供達のまっすぐな純粋な心に触れ合う事が出来た事、改めて感動いたしました。
Kくん、Mちゃん、Eちゃん、ありがとう!
七田式 船橋駅前教室 吉野先生より