小学生クラスで、4月から始まった、「わくわく調査隊」というテキストを使った、調べ学習の取り組みがあります。

これは、自分で疑問を持ったことを家や図書館で調べてきます。そして、1枚の用紙にまとめてきて、その内容に関連するクイズを作り、発表し、その後、クイズを出すというものです。

3年生のYくんと、Hくんは、その調べ学習にすっかりはまって、毎週、調べてきてくれます。

そして、緊張しながらも、お友達とお母さま方の前で堂々と発表してくれます。

Hくんは、「素数」とか、「魔方陣」とかとても難しいテーマを調べてきてくれます。

難しいテーマなので、補足として、何枚にもわかりやすい図を書いてきて、しっかり説明してくれます

難しいテーマですが、みんな理解しようと、また、クイズに正解しようと真剣に聞いています

Yくんは、身近なテーマで、「歯」や「身長」について調べてきてくれます。

歯は、どうしてむし歯になってしまうのか、とか、生まれてきてから、3才までにどのくらい身長がのびるのかとか、とてもわかりやすく、まとめてきてくれます。

そしてクイズは、「20才には、身長は、だいたい何センチになるでしょう?」という問題でした。

クラスのみんなも真剣に考えます。

Kくんが「200センチ~230センチ」と答えると、Iくんは、「そんなに大きくならないんじゃない?」とか意見を言って、そこで、少しディスカッションの時間になったりしています。

普段使っているテキストについて考えることとは違い、お友達の調べてきたことに対して考えるということは、とても楽しいみたいで、みんなキラキラしています

問題を出しているYくんも、自分が考えた問題に対して、みんなが真剣に考えて、意見を出しあってくれるのが、とても嬉しそうです。

そして、Yくんが答えを発表すると、「やったー!当たった!」とか「はずれたー!」と、また大盛りあがりです。

Yくんのお母さまは、「みんなの前で発表する練習になって、とてもいいですね」とおっしゃって下さいました。

帰りぎわYくんは、「先生、来週は2つ調べてきて、発表してもいい?」と言ったので、「もちろんいいよ。」と言うと「やったー!」と言って帰っていきました。

自分で、テーマも考えて、調べて、まとめる、そして発表するというのは、とても大変なことだと思います。

しかし、友達みんなが真剣に発表を聞いてくれて、意見を言ってくれて、とても大きな達成感を感じていると思います。

まとめ方も、発表の仕方も毎週どんどん上手になっています。

これからも、この調べ学習をやることで、調べる力、まとめる力、発表する力、また、ディスカッション能力を得て、みんなどんどん成長していくと思います。

大きくなって、大勢の前で堂々と発表しているYくんや、Hくんの姿がはっきりイメージできます。みんなの将来がとても楽しみです。  

七田式 船橋駅前教室 塩川先生より