小学2年生のクラス。
レッスンでは、考えたり書く時間が多くあります。
男の子の多いクラスなので、分かってても書くことがめんどくさかったり、他の事に意識がいっちゃう子もいます。
速読や速聴の時間になるとやる気スイッチを切る子も。
テキストが真っ白な状態も珍しくありません。
先日速読の前に、TくんとYくんが
「えーやだーやりたくない。書きたくないー」
と言い出しました。
普段Tくんは1文字も書かない。
Yくんは3文字が限界です。
「じゃあ今日は特別に1行だけでいいよ。」
と提案しました。
3行ある文章でしたが、記憶するところを短くしました。
それでも1行書けたら普段より書いたことになります。
正直どうなるかな?とどきどきです。
「書き出しスタート!」というと彼らはスラスラ書きはじめました。
そして
「先生できた!!」と得意顔。
びっくりです。
しっかり1行書ききりました。
Yくんいわく、1行なら覚えられたそう。
全部覚えようとすると無理だと思って途中で諦めてしまうけど1行なら得意だと言いました。
彼らは書くことに自信が無かったようです。
最初から諦めていました。
しかしこの日書けたことががきっかけで次のレッスンも次の次のレッスンも、なんだかんだ言いながらも毎回1行は書けるようになりました。
自信がついたよう。
全てをやりきるのではなく、ちょっとずつでも出来るようになれば、その自信が生んでくれるものの可能性を感じた瞬間でした。
毎回皆に学ばせてもらってます。
これからもどんどん自信をつけていこうね。
七田式葛西教室 渡部先生より