この日のSちゃんは少し調子が悪かったようです。
一生懸命暗唱をしようとしますが、最初の一言がなかなか言い出せず、そわそわもじもじしていました。
そうこうしているうちに次のレッスンが始まってしまい、結局担任の先生に聞いてもらうことはできませんでした。
悔しいのと悲しいのと、いろいろな感情がごちゃ混ぜになって、ぽろぽろ泣いてしまいました。
近くにいた先生が代わりにSちゃんの暗唱を聞いてくてれ、全部言うことができたのですが落ち込んだ表情のまま帰宅しました。
でも、次の週。
レッスン後のSちゃんはニコニコしていました。
「今日は暗唱言えた?」と聞くと、「うん!」と大きなお返事が返ってきました。
また別の週。
Sちゃんがパタパタ駆け寄ってきて「今日は○○が言えたんだよ!」と嬉しそうに報告してくれました。
毎週レッスンに来ていれば、うまくいかない日ももちろんあると思います。
それでもコツコツとお家で取り組んで、身につけていくひたむきな姿に学ぶものがありました。
七田式千葉駅前教室 加藤先生より