いつも勝ち気で明るく元気なHちゃん。
入室の時は、お母さんの顔色を気にして、後ろを振り返ることが多いお子さんでした。
自分の意見を言うと、お母さんの方が、怒ったり、先に帰ってしまったり。
暗唱も言わされている感じが強く出てしまっていて、心配なお子さんでした。
七田のレッスンでは、レッスンの前後に、大好き!頑張るよ!のギューッとする抱きしめを実践しています。
最初は、お互いに距離感に慣れなかったり、お母さんも、あまりギューッと抱きしめてあげることができないでいました。
Hちゃんも、抱きついてしまっていいのか迷ってるような感じでした。
ところが入室から、8ヶ月経った今、Hちゃんは、思いっきりお母さんの胸に飛び込んで行きますし、お母さんも、しっかりと抱きしめてあげることが出来るようになりました。
すると、最近では、Hちゃんが、とても元気になり、お母さんに、言いたいことが言えるようになってきました。
お母さんは、
「幼稚園でもお友達が出来て、よく遊ぶようになって、お勉強をする時間が今までより減ってしまった。また、わがままを言うようになってきて、手を焼いてしまう」
と、困ったことと、捉えていらっしゃるようでした。
私は、「それは、とてもいい傾向ですね。年少さんのお子さんが、友達と、疲れるまで遊べることは、素晴らしいことですよ。」と認めて褒めました。
もちろん、七田のお教室を休むことはありません。
やる気に満ちてレッスンにも取り組んでいます。
暗唱は、今は確かに、少し量は減りました。
でも、毎回発表してくれます。
なにより、Hちゃんが、本当の自分の意思で行動しても、お母さんが、怒って帰ってしまうというのがなくなって、安心して自分をお母さんにぶつけることができるようになっています。
愛されている安心感が無ければ怖くて自分をさらけ出すことは出来ません。
お母さんが、お母さんとして、努力して成長したから、今の本当のHちゃんの、ありのままの姿を受け入れる段階に入っているのだと思うのです。
そこから改めてHちゃんが、お勉強面でも、人間関係でも、自分自身を律する力でも、身につけていける力を持つことが出来るようになっていくのだと思うのです。
ほっぺが、ピクピクすることが多かったHちゃん、今はそんなことはありません。
まず、お母さんが、ありのままの姿のHちゃんを受け入れて、彼女の考えや、気持ちを一度受け止めてから、より良い方向に導いてあげればいいのだと思うのです。
母親講座でも、熱心に、メモを取るお母さん。
やっといま、親子としてのスタートラインに立つことが出来ているのですよ。
お母さんに振り回されていたHちゃんが、今度は、お母さんを安心して振り回している!
普通の親子の姿になりました!
心配なさらず、今の調子で、親子で成長してください!
私も、講師として、一緒に成長したいです!
一緒に頑張りましょう!
七田式津田沼教室 笠原先生より