「私は七田に通って、自分に自信がつきました。」その言葉がHちゃんの口から発せられた瞬間は、今でもはっきり覚えています。
そして、その時心から感動して涙が流れたことも。
3月30日土曜日。
七田式教室寺下グループの卒業式。
今年は3年ぶりに6年生の担任となり卒業式に参列しました。
今年は千葉駅前教室では6年生のHちゃんの担任でした。
Hちゃんは、幼児教室にしては珍しく小5で入室してきました。
昨年度は違う担任だったけど、今年から私の高学年クラスへ。
4月に初めて会ったときは、恥ずかしがりやでなかなか視線も合わせてくれませんでした。
が、Hちゃんはとても真面目で、場を読む力に長け、だから年度最後の方になって、彼女は場を見て、必要であれば自分の意見をさらりと話す謙虚な女性なんだ、とわかりました。
年下の4年生が生き生き話すのを楽しそうに見たり、4年生のMちゃんとは切磋琢磨しながら、熱心にレッスンに参加してくれました。
そんなHちゃんが、卒業式の作文発表のときその作文のなかで、次のような文がありました。
「私はここに通って、記憶力がよくなって嬉しかったです。記憶力が良くなってからは、テストでもいい点数がとれるようになり、先生や家族も色々認めてくれるようになりました。そして七田に通って私は、自分に自信がつきました。」聞いた瞬間、ものすごく嬉しくて涙が出ました。
そしてHちゃんに続いて、お母様がスピーチをされたとき、お母様も泣きながらこう仰ってくださいました。
「Hは、本当に努力をするすごい娘です。我が家はHに自信をもってもらいたかった。だから学習塾ではダメだと思って、こちらにお世話になることを決めました。
今、娘の口から『自分に自信がつきました』という言葉を聞きました。一番聞きたかった言葉が聞けて、嬉しくて…」と、そこまで話して、お母様は泣いていらっしゃいました。
私も、思わずまた、もらい泣きしてしまいました。
私は何もしていません。
毎週淡々と通うなかで、Hちゃんが真面目にレッスンに向き合い密かに工夫し、試行錯誤して、自分のやり方を探った結果です。
そんなHちゃんを、毎週ほめちぎったわけでもありません。
ただ、毎週ひとこと、すごかったね、とその子がもがいて頑張った瞬間は、声をかけるようにしてました。
どの子もまっすぐで、自分を探しているんだー高学年クラスを受け持ち、感じました。
Hちゃんが彼女自身で、自分の長所に気づき、自信をもち、卒業してくれることに心から感謝です。
入学式も済み、いよいよ中学生。
楽しい楽しい10代の始まりです!
Hちゃんのこれからを遠くから応援したいと思います。
七田式千葉駅前教室 木内先生より