一般的には七田式教育は「早期教育」と認識されており知能を高めるのが目的のように捉えられがちですが、実際は「七田式は心の教育。優れた知能はその副産物」であるいうことを再認識した例をご報告します。
小学生英語Lowerクラスには1年生が沢山通って下さっています。
小学生になったばかりのお子さん達ですが、一生懸命レッスンを受け、お家でも暗唱の練習に取り組んで下さっています。
小学生英語クラスの暗唱は「言えちゃいマスター1000」と言う教材で単語や基礎構文を沢山覚えて、読めて、書けるまで持っていきます。
1年生の課題はまずは単語の暗唱。
25ワードを絵を見ながら45秒以内に暗唱します。
小さなお子さんは覚えていても口がついていかなかったり45秒はなかなか大変です。
そのクラスで1番元気で英語が得意なKくんがその日はトップバッターで暗唱に挑戦しました。
怪しい単語が2~3ありそこで時間が取られてしまったため残念ながら1分少々掛かってしまいました。
「こことここを完全に覚えたら来週は絶対合格だね。来週、楽しみにしてるよ」とお伝えし、来週に持ち越し。
次の挑戦者はちょっとシャイなAちゃん。
1人ではあまり発言をしませんが、全員で声を出す際は控えめながらしっかり声が出ており、どんどん英語を吸収しているのが分かります。
「Are you ready? Let’s start!」と暗唱を開始、順調に単語を暗唱していきます。
そして最後の単語を言い終えた時、悲劇が!!
私がストップウォッチを押し間違え、タイムが測れていませんでした。
心の中で「やってしまった!!シャイなAちゃんが一生懸命言ってくれたのに、なんてことを!」と思いながら、「Aちゃん、ごめん!先生タイム測ってなかったみたい!」と謝ると、
隣にいた先ほど暗唱をクリア出来なかったKくんが、「僕、数えてたよ。Aちゃん、44秒くらいだったよ。ギリギリセーフ!」と言うではありませんか!!
「ほんと?Kくん、数えてくれてたの?ありがとう。じゃ、Aちゃん、クリアだね。」と私が言うと、Kくんは「そうだね。Aちゃん、クリアだよ。」とニコニコで言うではありませんか。
これにはAちゃん、そして特に私が救われました。
Aちゃんもホッとした表情でした。
Kくん、ありがとう!本当は数えていなかったよね。
でも、みんなを助けるために言ってくれたんだよね。
本当にありがとう。
Aちゃん、おっちょこちょいな先生でごめんね!
たまたま小窓からこの様子をご覧になっていたAちゃんのお母様も「Kくん、男前!」と絶賛して下さいました。
みんなが困っている状況を一瞬で把握し、自分は合格出来なかったにもかかわらず咄嗟にそのような対応をしてくれたKくんに感謝感謝です。
そして、七田っ子のすごさを改めて実感させて頂きました。
七田式船橋駅前教室 石原先生より