小学1年生のSちゃんは、明るくて、優しいお友達を大切にできるお子さんです。
津田沼教室の小学1年生クラスは9人なので、座席にお名前カードを置いています。
私がみんなの座席を毎週シャッフルしてカードを置いていくのです。
ある日Sちゃんが、
「先生!お願い!Mちゃんと、Rちゃんと、並ばせて!」と、甘えてきました。
「毎週Sちゃんの言う通りには出来ないけど、今回は、いいよ。」と、3人を並べてカードを置きレッスンがスタートしました。
すると、船橋駅前教室から、お振替でMちゃんという女の子が遅れて教室に入ってきました。
私は、失念していて、彼女のお名前カードを作っていなかったので、「まぁ、Mちゃん待っていたのよどこに座りましょうか?」と、言って教室を見渡すと、Sちゃんが、3人一緒!と喜んでいたのに、「ここに座ったら?どうぞ、いいよ。」と、自主的に言ってくれました。
「Sちゃん!ありがとう!優しいのね。Mちゃん入れてもらってね。」と、すぐに席を案内することができました。
仲良し3人組みで、並んでいたのに、誰かを排除することなく、さらっと親切ができるSちゃん。
素晴らしい人柄の持ち主です。
後日、お母様に、このことをお話して、「本当に心の優しい、素晴らしい人柄のお子さんですね。」と、申し上げたところ、
「先生に、そう言っていただけるなんて!でも、本当に優しい子なんですよ。ただもう少しお勉強もねー!」と、おっしゃるので、
七田式の小学部は、心、魂をピカピカに磨き、学力もつけていくのが目標であり、お勉強は、やらされても、ものにはならない。
やる気があり、主体性のある学びが、本当の学力として身についていくんですよ。
お母様が、苦手だと思ってしまったら、お子さんの可能性の芽を摘んでしまいますよ。
お母様がまず、彼女の人間性を認めて、褒めて、お勉強も、決してできていないわけではないのですから、可能性を信じましょう。
より出来ることにこしたことはないかもしれないですが、Sちゃんは、何よりも、人間性を今素晴らしく成長させています。
学びの楽しさに気づくことは、そう遠いことではないです。
授業中も、一生懸命ですよ。と、お話させて頂きました。
特に、Sちゃんのお父様が、Sは算数が苦手なので、何とかしたい。
が、口癖なので、親がそう決め付けてしまうと、本当に、苦手なんだと、子どもが思いこんでしまいます。
まず、その口癖をやめましょうね。
大丈夫ですよ。と、お話させて頂きました。
ある日、お父様が、「先生、今日は、おかしいんです。Sが、100マス計算を、いつもの倍解けているんです。」と、言ってこられたので、私は、可笑しくなってしまい、「お父さん、何もありません、本来の実力が出ただけですよ!」と、言わせていただきました。
100マス計算をクラスで一番に解ける、Rくんと、比べて、できない、できない!と言っていたお父さん。
親の思い込みで、お子さんにネガティブなイメージを埋め込まないようお願いしたいです。
レッスンでは、できるよ!と、励まして取り組んでいます。
実際、出来そのものは、変わらないのに、親御さんが、ポジティブイメージのお子さんの方が、自信を持ってレッスンに臨めています。
そして、伸びています。
これからも、子どもの可能性を信じて、人間性と、学力の両輪の、七田式教育をレッスンで展開していきたいです。
成長を見守る事は、とても楽しいことです。
七田式津田沼教室 笠原先生より