赤ちゃんコースの際、上のお兄ちゃんのトイレトレーニングについてご質問がありました。
なかなかトイレに行きたがってくれない。
座らせても、おしっこが出なくて、パンツをはかせるとすぐでる。
何故うまくいかないのか?どうすれば上手く行くのかと、いうものでした。
お話を良く聞いたところ、まだ、トイレトレーニングを始めて一週間くらいとのこと…。
まずは、お母さんに、冷静になっていただく必要があると思いました。
お兄ちゃんも、3歳になり、七田に、0歳から通う、とても良い子です。
暗唱も、俳句などがしっかりでき、お父様お母様の愛情たっぷりに育てられています。
でも、そこが、今回の落とし穴だったのかもしれません。
とても良くできる子が、なんでもすぐにどんなこともできるとは限りません。
「お母さん、まだ一週間ですよね。2歳11か月オムツをしてきて、一週間では、早すぎますよね。
今5月です。これから、6月、7月、8月と、暑い日がやってきますね。
夏のうちにオムツを卒業できればいいじゃないですか?
冬場は寒くて大変ですが、夏なら、パンツ一枚で過ごしても、風邪を引くわけではないし、
そんなに、Kちゃんがいやがるなら、座らせて、五分待つなんて、やめましょう。
一度リセットして、6月から、3か月かけるつもりで、
今は、トレーニングをやめてみてはいかがでしょうか?
下の子もいて、大変ですから、そこまで早く卒業させようと思わず、
ゆっくり、ゆったりお母さんが肩の力を抜いて接する事の方が今はkちゃんには、大事なんですよ。
できない子ではないのだから、こちらの接し方ですね。
今日からは、おトイレ行こうと、誘うのはやめて、五分座らせるのもやめて、
残りのオムツがなくなるまで、何にも言わずにパンツではなくオムツをはかせておきましょう。」と、お話しました。
すると、お母さんも
「そうですよね!まだ、一週間なんですよね。何を焦っていたのかしら」と、素直に聞き入れてくださいました。
「わかりました。今日から、トイレ行こうとは、いいません。」と、笑顔で言ってくださいました。
それから、約2週間。
6月になって、レッスンが再開し、妹さんが、赤ちゃんコースから、幼児1歳コースに上がり、英語も同時に、お始めになって、始めてのレッスンの時のこと。
「先生、Kちゃんがトイレでおしっこできるようになりました!オムツ卒業できました!」
と、嬉しい報告をしてくださいました。
私は、6月から仕切り直しでトレーニングを始めると思っていたので、びっくり!
と同時に、嬉しさで、拍手して「お母さんすごい!頑張りましたね!」と申し上げました。
すると「違うんです、先生のおかげです。トイレに行こうと言わなくなったら、次の日から、Kちゃんが自分から『ママ、トイレに行くよ』と言って、座ってできたんです」と、教えてくださいました。
私が「すごい!ママの力ですね!」と、申し上げても「先生のおかげなんです」を繰り返しおっしゃるので、
「どんなにアドバイスをしても、実践がなければ身を結ぶ事はできません。
お母さんが気持ちをサッと切り替えてゆったり構えてKちゃんにふれあったからですよ。お母さんの力です」と、お伝えしました。
すると、
「私は、七田があるから、子育てができているんです。ここがあるから、子育てを楽しめるんです」
と、おっしゃっていただきました。
とても真面目でまっすぐで、一生懸命なお母様。
愛情を伝え、絆を作るには自分を変える努力が必要なんですね。改めて教えていただきました。
これから夏ですね。
トイレトレーニングをお考えのお母様方に、是非参考にしていただきたいエピソードでした。
七田式津田沼教室 笠原先生より