弟がレッスンをする間に、4歳のKちゃんは一人でロビーで絵本を読んで待っていました。
ピーターパンの絵本でした。
そのうち、だれかと本についてシェアしようと、私のところに来ました。
「あのさ、あのさ、…」Kちゃんはページをめくって、一ページずつ、自分のことばと自分の理解で、私にピーターパンのお話を聞かせてくれました。
まだ絵を優先に楽しんでる歳でしょう。
Kちゃんは、、絵のページだけを細かく「読んで」私に説明してくれました。
しかも、全部正しかったです。文字のページをほぼ見ず
4歳児の言葉の豊富さと観察の鋭さに、私はすごく感心しました。
その時です。
Kちゃんの右膝が、一か所破れて縫われている事に気付きました。
生地の色は同じでしたが、近くにいたら目立つ大きさでした。
「ここ、ママが縫ってくれたの?」とKちゃんに聞きました。
Kちゃんの最初の反応は、恥ずかしそうに素早くそこを手で隠しました。
「ばあば縫ったの。」とちいさい声で答えました。
「え?ばあばが縫ってくれたのか。いいね!ばあばすごい上手!Kちゃん幸せだね!」と私。
Kちゃんはその一瞬でふわあ~っとなって、嬉しそうにおばあちゃんがどうやってズボンの破れを修繕したのかを教えてくれました。
二週間後、またKちゃんに会えた時、彼女は可愛いお人形を持っていました。
人形のドレスのお尻のところを私に見せて、Kちゃんは、「ここも破れて、ばあばが縫ってくれた!」「ばあばすごいね!」
物が溢れて、壊れたらすぐ新しい物を手に入れる今の時代。
Kちゃんとおばあちゃまから、大切なことを学びました。
物だけでなく、いろいろなものを大切にできる人になるでしょうね。Kちゃんのこれからが楽しみです。
七田式葛西,新浦安,船橋駅前,津田沼,千葉駅前教室 劉先生より