わくわく子育て大賞2022 最優秀賞 船橋駅前教室
将来、どのように社会に役立ちたいか
「間もなく成田空港の着陸態勢に入ります。」スチュワーデスのアナウンスが聞こえてきました。飛行機の窓から成田市が見えました。
この話は約20年後の、私の将来の仕事を想像して書いています。
今や6年ぶりに日本に戻りました。今回は日本で開かれる国連の貧困をなくそうとの国連開発計画のアジア会議に参加しに来ました。私はもうニューヨークの国連事務局で働いて8年目になります。国連の重要課題の一つの開発についての仕事を担当しています。そろそろ着陸です。毎回日本に戻って来ると子供の頃の思い出が沢山蘇ります。
今の国連の仕事を目指したのは、私が日本で小学校5年生の時でした。その年は世界中でコロナウイルスが大流行して多くの人々が感染して亡くなりました。テレビを通じて各国の人々がコロナウイルスと戦うニュースを見ていたら、中には私が知らない国の名前が沢山出て、ネットで調べてみると、コロナ感染者だけじゃなく、世界中の貧しい国の子供の写真と映像を見て凄く驚きました。
勿論、テレビもなく学校にもいけなく、食事も洋服もない子供が沢山いました。まるで自分とは別世界です。どうして同じ地球で生きてる人間なのに生活はこんなに違うのでしょうか?疑問を持った私は一冊の「マザーテレサの言葉」の本を見つけました。
マザーテレサは修道女で、ノーベル平和賞を受賞した人です。彼女は10代から亡くなるまで、世界中の貧困や病に苦しむ人々を救うために努力し、沢山な実績と明言も残しました。この本を読んで、私は凄くマザーテレサを尊敬する気持ちになりました。私の普通の生活は多くの貧しい国の子供にとっては見たこともない夢みたいな生活と思います。そこで、自分の生活はなんですかといつも考えました。その頃、マザーテレサみたいに生活に苦しむ貧困な子供達を救える仕事をしたいと思いました。
そして、英語の勉強を始め、日本語、中国語、フランス語も頑張って、大学で色んな知識を学び、今の国連での仕事に就きました。将来、世界中の子供達は、みんな平等な教育を受け、夢と努力と勇気を与えたいです。
船橋駅前教室 高学年 施 叡瞳(し さとみ)