小学2年生のレッスンの実験はマーブリング。

実験当日、この様な制作も兼ねた事が得意で大好きなEちゃんはお休みでした。

やり方をレクチャーしていると、誰からともなく、「Eちゃんお休みで残念だね。」との声が…

「こういうのEちゃん大好きだよね。」(Yちゃん)

「そうそう!絵を描いてもとっても上手だし…」(Hくん)

「すごい才能持ってるよね!」(Mちゃん)

ひとしきりEちゃんへのプラスの言葉が続き、お休みを残念に思う気持ちが伝わってきました。

「そうだね。残念ね。」と言うと、Hくん。

「おれ、Eちゃんの分まで頑張ろう!」みんな一様にうんうんと頷いていました。

感動して「こんな風にお友達の事を思えるみんなってすごいね!」と言うと、「だって、仲間でしょ!」とMちゃん。

能力が高いだけでなく、心もしっかり育っている生徒さん達です。

実験はというと…とても残念なことに失敗!

色同士か滲んではっきり出ませんでした。

それでもYちゃん「この辺は綺麗だよ!」とMちゃんの作品を指差して良いところを見つけます。

それぞれ自分のではなくお友達の作品の良いところを見つけ、口々に褒めていました。

それにしても滲みがひどかったので、「もし、来週レッスンでやること早く終わらせられたら、もう1回やろうか?」と言ったら、一斉に「うん!」「そうしたらEちゃんもできるね!」とMちゃん。

お友達の事も忘れていません。

翌週、「今日またマーブリングやるんだよね!」「頑張って早く終わらせよう!」「今日はみんな揃ったし!」と、レッスンに来るなり口々に言うと、キョトンとしているEちゃんも巻き込んで、その後の集中たるや素晴らしいものでした。

そして有言実行。

見事レッスン終了15分前に全てのカリキュラムを終わらせてしまいました!

そして…再挑戦の実験も大成功!!

みんなキラッキラの笑顔でとても満足そうでした。

お友達を思う心から発して、一丸となって目的に向かって集中するその姿に、感動とともに、将来の日本も安泰とさえ思えるほどの頼もしさを感じました。

 

 

七田式新浦安教室 武藤先生より