「やだやだ!絶対にヤダ!ここ、つまんない気がする!帰る!」
先日、体験レッスンにいらしたMちゃん、今にも泣きだしそうな顔でお父さまにしがみついていました。
「あらあら、どうされましたか?」と理由を伺うと、Mちゃんの上にもご兄弟がいてお受験のためにいっぱい勉強している姿を見て、大変そうで自分はやりたくない、勉強したくない、と思っているとのこと。
ここも勉強するところ、と言われてきているようでした。
なので、Mちゃんにとっては「勉強するところ」=「いやなところ」ということになっているようです。
そこで私は、Mちゃんに「ねえ、楽しい絵本があるんだけど、一緒に読まない?」と教場に誘いました。
すると「どんな絵本?」と興味を示してくれたので「これこれ」とレッスンでも使用している「心を育てる絵本」シリーズの一冊を読みました。
これで自分が思っていたレッスンと違うと思ってくれたのか、カレンダー、時計、そろばん…出すものすべてに前のめりになって取り組んでくれました。
体験レッスンは30分だったのですが、その間、Mちゃんの目はキラキラ輝いていました。
その様子にお父さまもお母さまもびっくりされていました。
レッスン後の感想をMちゃんに聞いてみると「楽しかった!ここならまた来たい!」と言ってくれました。
Mちゃんの様子を見ていたお父さま、お母さまもとても喜んでくださり、即日入室となりました。
本来、子どもたちにとって「学ぶこと」は「楽しいこと」です。
知ることの楽しさ、学ぶことの楽しさをこれからMちゃんにたくさん知って実感していただきたいと思います。
講師としても「楽しく学ぶことの大切さ」を改めて感じることができました。
七田式葛西教室 瀬尾先生より