中国から日本にやってきて間もない年中さんのAちゃん。

日本語での日常会話はスラスラですが、「もじ(ひらがなカタカナ)」の取組は生まれて初めてです。

七田のレッスンのもじの取組は、書き取りといった単純作業ではなく、

本の速読・古典の暗唱・ことわざ等の音読・身体全体を使ったもじ書きなど様々です。

入室当初こそ緊張からか観察に徹して発言することのなかったAちゃんですが、あっという間に右脳記憶を上手に使って色々なお取組をこなして発言することができるようになってきました。

先日のもじの取組は、ひとつの文章を3つに区切った言葉のカード4文章分、計12枚の言葉のカードを組み合わせて4文章を組み立てていく、というものでした。

クラスメイトたちはそれぞれ試行錯誤しながら文章を組み立て始めました。

まだ一人でひらがなカタカナを読むことのできないAちゃんに、

「これは『うまが』。

これは『おとうとは』。

これは『おにぎりを』。

これは『パカパカ』。

これは『はしっています』。

これは『たべます』。。。。」

と1枚1枚言葉のカードを指さしながら読み上げました。

そして「じゃあ文をつくっていくよ」と一緒に考えていこうと声掛けをした瞬間です。

Aちゃんはスッスッスッと言葉カードを選び取り、並べ替え、あっという間に4文章を完成させました。

所見の12枚の言葉カードを1度ずつ読み上げてもらっただけですべてを記憶し、4文章を見事つくりあげたのです。

はにかむAちゃんにびっくり!

「すごい!日本語もあっという間にスラスラ書けるようになっちゃうね!」

Aちゃんの右脳記憶力に、そしてそれを使いこなしてしまう柔軟性に、驚かされてしまった出来事でした。

七田式葛西教室 植村先生より