英語クラスに通う小学1年生のKちゃん。

とてもマイペースで自由な女の子です。

少し遠いところから通ってくださっているのと、下のお子様がまだ1歳にも満たないということもあって、お母様も大変な中いつも送り迎えをして来てくださっています。

Kちゃんの一番好きな教科は英語というだけあって、いつも楽しく真剣にレッスンを受けている姿がとても印象的です。

先日ふとKちゃんのテキストが目に入りました。

テキストは4ヶ月分をまとめてご購入いただくシステムなので、ほとんどの子は4ヶ月分全てのテキストがファイルに挟んであり、そしてそれはとても重たいのです。

しかしKちゃんのファイルにはその月のもの(11月分)だけが挟んでありました。

さらに、週ごとに取り組むページには見やすくインデックスシール(見出しシール)で「WEEK1」「WEEK2」「WEEK3」「WEEK4」と貼られていました。

たくさんのページの中から今日取り組むページを開けるだけでも、小学1年生さんたちはテンヤワンヤの時もあるので、とてもいいアイディアだなぁと感心し、Kちゃんに話しかけてみました。

「Kちゃん、それすごく良いアイディアだね!今日取り組むページがすぐに開けるね!お母さんが付けてくれたの?」と。

するとKちゃんが満面の笑みで「うん!!」と。

そしてしばらくモジモジしながら恥ずかしそうに一言、

「あのね、私のお母さん、とてもありがたいの。」

と言ったのです。

その瞬間、クラスがしーんと静かになりました

私も思わず言葉を返すのを忘れてKちゃんを見つめてしまいました。

「ありがたいの。」

なんて素敵な言葉を選ぶのだろう、と思いました。

ありがたいという言葉の響きと重みが、他の生徒さんたちにも伝わったのだと思います。

みんなもKちゃんを見つめていました。

「そうだね、お母さんてありがたいよね。みんなが楽しく七田に通えて、お迎えにきてくれて、温かいご飯を作ってくれて。みんなお母さんにありがとうだね。」

と私がいうと、みんなうんうんと頷きました。

理屈じゃなく、自然とお母さんのありがたさを感じられる子供たち。

本当に心が洗われるような、魂がキラッと光ったのが見えたような、素晴らしい出来事でした。

七田式新浦安教室 武井先生より