年中クラスのMちゃんのお話です。

Mちゃんは、違う教室から移室してきた生徒さんですが、初めて船橋駅前教室に来てくれた時の事はよく覚えています。

Mちゃんは、初めての教室や、初めて会う先生たちにとても緊張している様子で、お母さまの後ろにかくれて、でも、ニコニコの恥ずかしそうなお顔だけお母さまの背中からのぞかせて、とてもかわいいなぁという印象でした。

とても恥ずかしがりやさんなのかなと思ったのですが、お名前を聞くと、きちんと、はっきりおなまえを言えるしっかりしたお子さんでした。

先日、そのMちゃんのお母さまから、すてきなお話をお聞きしました。

絵がとても上手で、レッスンが終わった後にも、ささっと、かわいいにんぎょの絵を上手に描いてくれたりします。

ある時、お家でも、Mちゃんがひとりで絵を描いていたそうです。

お母さまが「これは、なにを描いたの?」と聞くと、「朝、やることの絵だよ。」と言ったそうです。

よくみると、ごはんを食べているところや、はみがきをしている絵だったそうです。

お母さまに聞くと、毎朝、お母さまは、Mちゃんに、いつも同じ順番で「うがいをしてね。」「お水を飲んでね。」「ごはんを食べてね。」「歯みがきしてね。」「お着替えしてね。」などと言って、Mちゃんは、その通りにしていたそうですが、Mちゃんは、その順番をちゃんと覚えててて、それを順番通りに、朝、起きるところから、でかけるところまで、絵に描いていたそうです

その事も、びっくりですが、もうひとつ驚いたことがあります。

Mちゃんは、毎日、幼稚園から帰ってきてから、夕方に、七田式プリントをやっていたそうですが、お母さまは、「プリントは、朝、幼稚園に行く前にできるといいね。」と、Mちゃんに言っていたそうです。

でも、無理強いはせず、朝に「七田プリントをやってね。」とは言わなかったそうです。

しかし、Mちゃんは、朝やることの絵に、プリントをやる絵を描いていたそうです。

お母さまは、お母さまの気持ちがちゃんとMちゃんに伝わって、しかも、自分から、朝にプリントをやると決めたことに、とても驚かれていらっしゃいました。

お母さまは、その絵に、やる時間をかきこんで、見えるところに、その絵を貼ってくださったそうです。

そして、Mちゃんは、その次の朝から、ずっと、その絵の通りに、朝、七田式プリントをきちんと、やっているそうです。

お母さまは、無理強いすることなく、上手にMちゃんのやる気を引き出したのでしょう。本当に素晴らしいです。

また、Mちゃんも、お母さまに何も言われなくても、朝の忙しい時間、歯みがきやお着替えもやり、その上、七田式プリントをやる時間まで作ってしまって、素晴らしいです。

きっと、Mちゃんは、朝にやることを、イメージしながら、大好きな絵を楽しく描いていたんだと思います。

そして、毎朝、その絵を見ながら、楽しくテキパキ歯みがきやプリントをしているんでしょうね。

毎朝が、楽しい1日の始まりで、毎日、すてきな事がおこりそうでワクワクしますね。 

 七田式 船橋駅前教室 塩川先生より