年少クラスのCちゃん。
去年の今頃は、言葉の発達が少し遅れていました。
オウム返しはするものの問いかけに対して答えることができませんでした。
そのため幼稚園も入園許可がもらえなかったのです。
お母さまはショックを受けながらも、目の前のCちゃんのゆっくりの成長を認めて受け入れてくださり、この1年、見守り続けました。
Cちゃんの成長を信じて絵本の読み聞かせをたくさんしてくださいました。
するとCちゃんは暗唱がとても上手にできるようになりました。
暗唱ができるようになると発語がどんどん増えました。
あらゆる質問の場面では、お母さまがCちゃんの耳元で答えを言い続けました。
すると始めはお母さまの言った答えを真似して言うだけでしたが、最近ではしっかりと自分の言葉で言えるようになったのです。
そして今年の幼稚園の入園選考では、「しっかりと受け答えができ、入園許可をもらうことができました。」とお母さまからうれしいご報告がありました。
先日のレッスンでは、お友達の名前を言ったり、「楽しいね」と言ったり、ニコニコ顔です。
私が教材を「はいどうぞ」と渡すと「ありがとう」と言ってくれました。
自分の気持ちも言葉で言えるようになったのです。
この一年を振り返り、お母さまもとてもうれしそうに、そして少し涙ぐみながら「ゆっくりだけどこの一年の成長にびっくりしています。信じてよかった」とおっしゃっていました。
お母さまの深い愛情とCちゃんの成長を信じて淡々と取り組みを続けてくださった姿、Cちゃんの成長に本当に感動しました。
「継続は力なり」「繰り返しは成功の母」「入力を信じ、出力を待つ」の言葉通りの体験となりました。
七田式葛西教室 瀬尾先生より