9月には、敬老の日があります。
子供達にとってはお祖父様、お祖母様に会いに行く、お電話する日という意味が強いようです。
毎月、その月の行事や言葉、植物や食べ物の旬のフラッシュカードを沢山見ている子供たちは、季節の移り変わりにもとても敏感です。
お花では、これどこどこの花壇で見た!
食べ物では、これが好き~!と発言が沢山でます。
お教室では、敬老の日に向けて、お祖父様、お祖母様にお手紙を書こう、という取り組みをしました。
年長クラスのお手紙の1枚を見て、私は思わず泣いてしまいました。
お手紙には、 ★てんごくにもとどけてください。おねがいします だいすき★
と、一生懸命書いたひらがなからはじまる文章と素敵な御祖父母様の絵が描かれていました。
お母様に伺うと、6月にお祖父様が亡くなられたとのこと。
すごく優しいお祖父様だったようで、お子様もなついていらしたようです。
スッゴク元気にのーてんきな声で、
「じいじとばあばにお手紙書こうねぇ?」
と、うながしてしまった私は、猛反省しました。
きっと悲しくなってしまったはずなのに、一言も怒りもせず、泣きもせず。
天国のお祖父様にお手紙を書いてくれたお子様に、本当に感謝しています。
たった6歳のお子様。
でも、七田のお子様には、家族を愛する気持ち、人に優しくする気持ちがちゃんと育っていること、大切なことを教えていただきました。
お教室では、私は先生と呼ばれています。
でも、私が教えられることよりも、私がお子様から学ぶ事の方が多いかもしれません。
ポストに入れるお手紙には、住所を書かなければ届きませんが。
このお手紙は、きっと絶対絶対ぜぇーったい、天国のお祖父様に届くはずです。
季節や古来からの日本の行事を大切にする七田だからこそ、全クラス対象の、敬老の日のお手紙の取り組み。
そのレッスンを受けて来た子供の、優しい心の成長。
本当に素晴らしいと思います。
私も、いい年ですので大切な人が沢山お空にいます。
もう一度会いたい人。
大好きな人。
お星さまになってしまった人。
今年のお彼岸には、忙がしさにかまけて会いに行けていない人に、お墓参りをしなければいけない!
会いに行かなければ?
そう、6歳のお子様に教わって、泣いてしまったのでした。
じいじは、運動会、見に来てくれたかな?
良いお天気になって良かったね?
じいじの応援ちゃんと聞こえたかな?
本当にありがとう。
先生も天国にお手紙書くね。
天国の大好きなお祖父様にも、先生の大事な人にもお手紙届きますように。
七田式津田沼教室 清水先生より