葛西教室のベビークラス。
0~2歳児の小さくて可愛い生徒さんたちが元気に通ってきてくれています。
2歳のお子さまたちは自我が芽生え、目に入るあらゆることに興味津々。
その様子を見ていると、歩くって楽しいな!
物を触って掴めるってステキだな!
という声が聞こえてきそうなくらい、生き生きと楽しそうです。
でも、当然のことながら、レッスン中であろうと目についた魅力的なものに一目散!
お教室では講師のイスの周辺は教材やカードなどが置かれており、机を境に生徒さんは入れないことになっています。
お母様たちは十分ご存知でも小さな生徒さんには理解できないことですから…机の横やら下やら、ありとあらゆるところから「ひょっこりはん!」で、侵入することもしばしば。
ここでこのクラスのお母様たちの素晴らしいところ。
それは、とにかく根気よく諦めず面倒がらずにルールを教えていることです。
何か面白そうな物を見つけるとつい突進してしまうお子さまに、感情的になることなく何度でも「先生の場所だよ。◯◯ちゃんはこっちね」と言いながら優しく引き戻します。
生徒さんたちはそれでもめげずにまた動き出したり思い通りにならない不満から泣き出したり。
それでもお母様は動じることなく毅然と言い聞かせと引き戻しを繰り返します。
その一貫した態度が小さなお子さまたちにも伝わるのでしょう、泣いているお子さまも長泣きをすることもなく泣き止みます。
先日は0歳の妹Mちゃんと一緒に通っている2歳のE君が「先生の場所」にやって来ました。
お母様はMちゃんを抱っこしているので、咄嗟には動けません。
そこで近くにいたクラスメイトのYちゃんのお母様が「はい、E君はこっちだよね」と優しくE君を引き戻して下さいました。
ためらうことなく自然に行動されたお母様からは何とも言えない柔らかな愛情を感じたまらなく暖かい気持ちになりました。
E君のお母様も微笑みながら「ありがとうございます」とおっしゃって…例えばこんな時、「あー!すみません!」と謝る方も多いですし、それも決して間違ってはいませんが「ありがとうございます」って何だかとてもステキですよね。
「迷惑かけてすみません」ではなく、「教えていただいてありがとうございます」で構わないシチュエーションは結構たくさんあるな、と改めて思いました。
そして、何よりもお母様たちの中に「我が子のことだけ見ていればいい」というのではなく、子どもという宝物を、みんなで見守り育んでいこうという気持ちが自然と根付いている証拠なのだな、と、とてもとても嬉しく誇らしい気持ちになりました。
動きながらも英語を口にしたりお歌を歌ったり、フラッシュカードにじっと集中したり、という姿を見せてくれる生徒さんたち。
お母様たちの日々のお声がけの賜物でレッスンのルールが少しずつ身に付いていくことを確信しています。
お母様、いつもありがとうございます。
E君、Yちゃん、Mちゃん、成長の素晴らしさを教えてくれてありがとう!
七田式葛西教室 斎藤先生より