小学1年生のクラスでのこと。
文章題を図解して意図を読み解く問題のページになると、「これ、きらい!」とYくん。
すかさずHくんも「苦手!」Rちゃんもうんうんと頷いています。
実はHくん、ここ2回この問題でつまづいてしまい、問題に鉛筆でガーっと書いて真っ黒にしてしまいました。
そしてゴロゴロ寝転がって拗ねてしまい、なんとかその後席に戻ってレッスンを続けましたがテンション下がってしまいました。
算数はHくんの得意科目でしたので悔しかったのでしょう。
お母様からもお家や学校でも同じような事があったそうです。
今日こそなんとかしなければと思い、みんなに「そうなの?どうして?」と聞くと「だってわかんないもん!」と口々に言う
ではありませんか。
「そう?じゃあ、一緒にやってみようか?」と問題を読んで「イメージするよ!最初にあった数、見えた?図に書いてみよう。いくつだっけ?」と聞くと「5!」とすかさず答えます。
「1個(テキストに)書いてあるから後何個書けばいいの?」と聞くとまたすかさず「4!」
「後から増えたのは?また1個書いてあるよ!」同じく答えてスラスラと書き入れています。
「それを式にしたら?」と言うより早いか「もう書けた!」ん?なんか楽しそう?「あれ?苦手って言ってなかった?」と言うとなんだか気恥ずかしそうに、みんなもじもじしています。
「なんだ!みんなできるじゃない!」と言うと、みんな今度は嬉しそうな満足そうな笑顔で笑っています。
Hくんもニヤリ!後は俄然やる気になって2問目以降の問題も自ら取り組んで「できた!」すごく集中して取り組んでいました。
文章題を読んでそのまま答えるのならなんでもないことが図解することに手こずっていて、それがなんとなく苦手意識になっていたようです。
でも得意なイメージからやってみるとなんだ!こんなことか!と言わんばかりにスラスラ解けることに気づいたようです。
もう大丈夫だね。
その後もみんなキラッキラのお目目でレッスンしてくれました。レッスン後お母様にお話すると「よかったです!今日は朝から調子よかったみたいで家でも穏やかだったんです。」とお母様。
ちょうどタイミングもよかったようです。
「これでまた1つステップアップですね。」と、お母様と目を見合わせて笑いあえました。これからのHくん、そしてクラスのみんなの成長が楽しみです。
新浦安教室 武藤先生より