「今日、すごく嫌なことあった!」教室に入って来るなり5年生のFちゃんが憮然とした表情で言いました。

「何があったの?」と聞くと、お友達の自転車が倒れそれを自分のせいにされてしまったとのこと。

やってもいないことを決めつけられとても悔しかったのでしょう。

涙ぐんでいました。

「そう、それは辛かったね」と言うと、堰を切ったようにいきさつを話してくれました。

それを聞いていたMちゃん「それ、すごくやだよね。」とすかさず共感し、「私も一方的に言われたことあるよ。」とMちゃんの経験を話してくれました。

するとRくんも、Tくんも「ある!ある!」そこで「そういう時、みんなはどうするの?」と聞くと「自分のこと、ちゃんと話してそれでもわかってくれなかったら放っておく」「無視する」「違う友達と遊ぶ」「先生やお母さんに相談する」などなど口々に自分経験や対応を話してくれました。

みんなの話を聞いていたFちゃんはだんだん表情が柔らかくなってきました。

そしてTくんの「そういう時は「はひふへほ~(ばいきんまんの真似)って言っておけばいいんだよ」の言葉にみんな大爆笑。

一気に空気が明るくなりました。

「みんなは、お友達との関係でどうあったらいいと思う?」と聞くと「そりゃ、みんなと仲良くしたいっすよ」とRくん。

Mちゃんも「仲良くしたいし、みんなで楽しくしたい。」

「でも難しい」とFちゃん。

「みんなと仲良くできたらいいけど、それは理想であって、自分は自分でいるしかない。」とTくん。

「自分が自分らしくいて、なおかつみんなが楽しく幸せになれる方法あるかな?」と聞くと

「それ難しい~」「無理!無理!」いつもはとても前向きなのに、みんなそれぞれ悩みながら考えていることがよく伺える言葉でした。

そこで、「七田先生はあるって言ってたよ!」と言うと「えっ!教えて!」みんなとても真剣な表情でした。

「そういう時はみんなが幸せになるイメージをするといいんだよ。」と言うと、「意地悪されてるのに無理!」とFちゃん。

「そうだね。なかなか難しいよね。でもみんなはイメージするの得意でしょ。何度も何度もイメージするときっとできるよ!」みんな食い入るような目で真剣に聞いています。

「相手がいなくなればいいと思ってもそれは叶わないけど、幸せを願うと必ず叶うよ。今までもそう言う先輩たちいっぱいいたよ!?」と言うとみんなの目が更にキラキラしてきました。

その後のイメージトレーニングの後、Tくんが「あ~久々にしっかりイメトレした。スッキリした!」

それはよかった!えっ?でも久々って

どう言うこと?

 

七田式葛西教室 武藤先生より