年少クラスのMちゃん。
つぶらな瞳をくりくりキラキラさせてお母さまとレッスンに来てくださっています。
七田のレッスンは50分間という限られた時間でたくさんのお取組をするのでお父さまお母さまにサポートしていただきながらレッスンを進めていきます。
速いスピードで本を読むお取組では、文章を指追いするお手伝いをしていただいたり、12個の積木を1個ずつ例示通りに積んでいくお取組では、手が止まってしまった時に「次はここよ」とヒントを出していただいたり。
普段お仕事でお忙しいお母さまがMちゃんのためだけにお手伝いしてくれる、ほめてくれる、はげましてくれる。
Mちゃんにとってレッスンはお母さまとの大切なデートの時間でもあるんです。
ある日、Mちゃんをレッスンに連れてきてくださったのはお父さまでした。
お父さまはお母さまほどレッスンお取組サポートの詳細をご存じないですし、何よりお忙しく、レッスン中もスマートフォンを閉じることができません。
Mちゃん、はじめは「ねえパパここ手伝って、一緒にやって」とパパをつついていましたが、やがて、意を決したように、前だけを見て自分の力だけでお取組にあたりはじめました。
表情や姿勢があきらかにきりっと変化して、いつもならお母さまにお手伝いしていただいていたことも「自分でやる」意志をもってがんばりました。
このMちゃんの変化にお父さまも気づかれたようです。
レッスンにお父さまがいらっしゃる回数は増え、視線はMちゃんの後ろ姿や机上の様子を見守ってくださることが増えました。
Mちゃんの成長に、秘めていた強さにはっとさせられた出来事でした。
七田式葛西教室 植村先生より