5歳のSちゃんと3歳のL君は、同じ英語キッズクラスの姉弟です。
姉弟だから、顔は似ています。
特に似ているのは、くりくりした目です。
エネルギーが溢れて、一生懸命生きていることを教えてくれる目です。
二人とも、ママが大好きです。
好きで好きでたまらないので、時々、レッスン中、「ママ争い」になります。
時には、二人ともママの膝に乗りたくて、乗りたくて、乗りたくて…
そのうちに、きゃきゃ笑いの「ママ争いごっこ」から、ギャーギャー泣きの「ママ争いげんか」になります。
ママは、困ったようですが、幸せそうです。
私はいつも、「ああ、小さい子育て中のお母さんはなんて幸せなんだ~」と羨ましいです(笑)。
さて、英語レッスンの始まりに、挨拶のやり取りがあります。
毎回聞くのは、"How are you today?"か"How are you feeling?"。
ある日、お姉ちゃんのSちゃんは、"I love Mummy!"と答えました。
お母さんの顔がぱっと輝いて、Sちゃんをぎゅう―とハグしてあげました。
弟のL君に聞いたら、L君はすぐに大きな声で「ママぎゅう!」と答えました。
そうだ!"I want to hug Mummy!"
小さい顔はとても真剣で、ちょっと恥ずかしそうでした。
L君ももちろん、ママにハグしてもらいました。
L君はきっと、「ぼくはお姉ちゃんに負けないぞ」という気持ちで、「ママぎゅう!」と言ったでしょう。
それ以来、そのクラスで"How are you?"と聞いたら、姉弟の答えはいつも"I love Mummy!"となります。
英語のやり取りだとしたら、
基本、"How are you?"の質問は、"I'm fine.""I'm great.""I'm ..."などの返事とセットされています。
固定化です。
しかし、SちゃんとL君の答え、"I love Mummy!"は、なんて子どもらしくて、創造的でしょう。
感動です。
たしかに、その場で、その時に、子どもたちの本当の気持ちは、ママが大好き!なのです。
大好きだから、言わないと!
この"How are you?"のやり取りのひと時は、お母さんにも講師の私にも、至福の時間です。
子どもというのは本当に正直で、いつでも常に一生懸命生きています。
いたずらひとつするのも、けんかするのも、"How are you?"って聞かれても、全力投球です。
これは、私はSちゃんとL君から学んだことです。
七田式新浦安,葛西,船橋駅前,津田沼,千葉駅前教室 劉先生より