葛西教室
明るい未来とはどんな未来?小学2年生
明るい未来とは、どんな未来のことだと思いますか?
「優しい心を持った未来」(Hちゃん)
「グッとくる未来」(Hくん)
「悲しい人や暗い人を励ます未来」(Sちゃん)
「助けられる未来」(Rくん)
「出来る、出来る、出来た!が存在する未来」(Hくん)
小学2年生のクラスでのことです。
魂を磨く言葉の
「明るい未来は、自分が決める。」を考える問いに対して、最初はピンとこなかったらしく
「お日様が出ている未来?」と聞いてきました。
「それも明るいけれど、気持ちや心の面から考えて」
と言うと、しばらく考えてから出てくる出てくる。
キラキラの言葉達が!
ノリに乗って「次も書いていい?」
次の問いは「反対に、明るくない未来とは、どんな未来のことでしょうか?」
「人の悪口を言う未来」(Rくん)
「人の邪魔をする未来」(Sちゃん)
「そうそう!それについついやっちゃう未来」とHくん。
「どんなことを?」と聞くと、
「例えば、邪魔したり、悪口言ったり、なんか悪いこと」
「あるある!」とHちゃん。
「やろうと思ってやったんじゃないけど邪魔しちゃったりってある」
ウンウンとみんな頷いています。
「それは自分を振り返って考えたのね」と聞くと、更にみんなしてウンウン。
「そんな時どんな気持ち?」と聞くと、すかさず
「やな気持ち」
「あっ、しまったって気持ち」
我がことを振り返られるってすごいです!
更にRくん「ボケーとすると未来も明るくないよね。」
Sちゃんが「そうそう、それ楽しくない!」
また、「人に助けられない、人を助けられない未来」とHちゃん。
それを聞いたHくん「それ、悲しくなる。」
お互いの言葉に共感して頷きあっています。
いつの間にかディスカッションになっていました。
予定をだいぶ過ぎてしまい、もっと聞きたいけどそろそろ締めなければと、「じゃあ、あとひとつ、これだけは言いたいこと書いてくれる?」というとHくん
「前に戻ってもいい?」と明るい未来について、
「普通がすごいになる未来」Hちゃん、明るくない未来について
「もっと先の未来を想像できない未来」
みんなの言葉魂を磨く言葉そのものです!
その後だいぶ押してしまった予定を、ノリノリの集中と閃きで一気にこなし、いつも通りの時間でレッスンが終わりました。
この子達がいる限り未来は絶対明るいと確信しました!
七田式葛西教室 武藤先生より
我が子の作品に感動!小学1年生 イメージ作文
小学1年生のクラス。
Aくんは考えることは好きだけど、書くことが苦手だと思い込んでいる。
Bくんは書くことは得意だけど、考えることを面倒くさがってしまう。
小学生は考えること、書き出すことがとても多いので、ふたりは途中で挫折してしまうことが多々あるが、先日は違った。
その日は出だしの内容が、明るい未来を考えるという内容で、それがとてもハマったようだ。
AくんもBくんも明るい未来はすでに見えていて、書きたいことが沢山ある。
ずっと笑っている未来、家族と仲良く過ごしている未来など。
Aくんは書くことは苦手だけれども、どう書き起こすのか聞きながら頑張って書いた。
Bくんも楽しそうに想像しながら書いている。
ふたりのワールドがとても楽しく、書き進めていた。
その後イメージ作文が内容に入ってきた。
これはお題に対して、想像しながら五感を使った作文を書くというもの。
この日は車というテーマ。
Aくんは車の中に特殊な機能がついた車を想像した。
Bくんは空飛ぶ車を想像した。
このあと作文を書き進めるのだが、いつもは書き出しに時間がかかってしまう。
悩んで集中が切れてしまうからだ。
どうするかな~とみていると、ノンストップでふたりとも書き進めていた。
今までのレッスンの中で伝えていた書き出しをしっかり覚えていて、想像の世界が止まらないうちにスラスラ書き終えてしまったのだ。
その間一回も、どう書くのか、もういいや、だの言うこともなく、はみ出すくらい書いてしまった。
内容もとても面白い。
お母様に見せると、本当にひとりで書いたのかと何度も聞かれるくらい驚いていた。
書けない子なのではと悩んでいたAくんのお母さんは、感動して何度も読み返す。
集中が出来ないと悩んでいたBくんのお母さんは、あまりの出来映えにずっと強くBくんを抱きしめてBくんは照れて逃げようとしていた。
私は気付いていなかったが、ふたりにはふたりの世界感があり、そこを刺激出来ればこんなにも未知の可能性があったということに気づかされた。
それに気付かせてくれたAくんとBくんに感謝し、明日からも刺激的なレッスンが出来るようにしたい。
七田式葛西教室 渡部先生より
チームワークの素晴らしいクラス
あるクラスは皆が元気のいいい子たちばかり。
カレンダーの歌から大きな声でみんなで歌ってくれます。
ある日、あいうえおのうた、時計、百玉そろばんと進むにつれてどんどん大きな声になっていきました。
ちょっと声が大きくなりすぎたので、「少し小さな声で可愛く歌おうね」と言いました。
しかしその日はみんながオーバーヒート 真面目に一生懸命なのですが、少しやりすぎになってしまいました。
「小さくて、かわいく歌うよ!」と言ってもどんどんヒートアップしていきます。
と、その時一人の女の子「静かにしないとお化けがくるよ」と皆に一言声をかけました。
するとみんなは「そうだね、お化けくるとこまるから静かにしよう」と。
その一言で、すーっとみんなが冷静に落ち着きを取り戻すことができました。
まだ3才のこの女の子の機転のきいた言葉に私は驚かされ、また救われました。
そして、素直にその言葉にしたがって冷静になれる他の子どもたちも素晴らしいです。
このクラスの子どもたちは普段から誰一人ふざけることもなく、仲良しでチームワークもいいのですが、真面目に頑張りすぎて、ちょっと脱線してしまったりすることもあります。
でもそんなとき、いつもその女の子はみんなをまとめてくれます。
とてもチームワークのとれた素晴らしいクラスです。
みんなすごいですね。
七田式葛西教室 戸梶先生より
子育において『待つ』ことは簡単なようで難しい
DクラスのYちゃんは、とても素直で穏やかなお子さんです。
お母様も穏やかで、落ち着いていらして、お子さんをあたたかく見守っています。
Yちゃんは、少し恥ずかしがり屋さんでもあります。
昨年は暗唱が出来ていても、どうしても発表の時は声が出せなくてお母様と一緒に何とか頑張ると言う様子でした。
ただそれも無理にさせず、Yちゃんのペースに合わせて長い目で見てくださっていました。
ところが最近は、レッスン前もレッスン中も?先生聞いて、聞いて、あのねーとおしゃべりさんの芽が出てきました。
私として、Yちゃんの成長がうれしく思っていました。
暗唱の発表はしばらくお休み中でしたが、いつかはと待っていましたところ、ある日本当に久しぶりに発表をしてくれました。
とても、小さな小さな声でしたが、一人で最後まで言えたのです。
素晴らしいです!
本当に感動しました!
子育てでは待つということは簡単なようでなかなか難しいものです。
でも今回はまた改めて、待つことの大切さを実感しました。
これからのYちゃんの成長がまた楽しみになりました。
ありがとうございました。
七田式幼児教室葛西教室 近澤先生より
英語のレッスンでも大切なhugの時間
大切なハグ 『hug』という題名の、英語の絵本があります。
1頭の小さいゴリラが、赤ちゃん時代から森の動物たちに大切にされて、いつもハグされていました。
大きくなってから、ゴリラ君は誕生日のある日、急に寂しくなります。
理由は、森の動物たちは皆、忙しそうで、前のように親切ではなさそうだから。
ここまで読むと、この絵本は、
子どもの成長のつらさを伝えたいようにも見えます。
でも、絵本の最後には、動物たちが集まって、ゴリラ君のお母さんと一緒に誕生日のお祝いをしてくれます。
結局、ゴリラ君は相変わらず、温かいハグをもらいました。
とても温かい絵本です。
七田式の英語レッスンにも、大切なハグの時間があります。
いつも、深呼吸の後、講師が生徒さんとお母さんにハグをさせます。
私がいつも言う言葉はこうです。
「Now please give your Mum a big hug.」
「I love you Mummy.」
「I love you 〇〇.」
「Thank you for coming here with me today...」
私の生徒さんは皆、3歳前後のお子さんで、自分が成長して少し努力したい気持ちもあり、まだ甘えん坊のところもあります。
このハグの時間は、生徒さんだけではなくお母様にもとても大切な時間です。
なぜかというと、目をつぶって我が子に
「I love you」
と言いながらほっぺにキスするお母さんの顔には、本当に幸せが溢れています。
Y君は、3歳半の男の子。
11月から英語入室しました。
10月は、3回のチャレンジを受けました。
1回目のチャレンジレッスンのハグの時、お母さんが後ろからY君をハグしようとすると、Y君はびっくりして、不機嫌になり、グーでお母さんの顔を打ちました。
2回目のレッスンの時も、同じでした。
お母さんは、とても綺麗で優しい方です。
正直に言えば私は、ああ、お母さんが可哀想だな、と思いました。
その場でY君に、お母さんを叩いちゃいけないよ、と注意しました。
レッスンの後、お母さんにこう言いました。
「Y君はたぶん、そのハグにまだ慣れていないので、無意識に体が反応しただけ。お母さんが嫌いだから叩くのではなく、自分がびっくりしたことを伝えたいのでしょう。」
お母さんは納得した様子で、目に少し涙が浮かびました。
3回目のチャレンジレッスンの時、お母さんは注意して、後ろからそぅっと、ハグの形を作るだけにしました。
Y君は、お母さんを叩きませんでした。
レッスンの後、それについて、私はお母さんもY君も両方褒めました。
お母さんの目に、また涙が浮かびましたが、それは今度こそ、我が子が成長したことによる、うれし涙でした。
11月になって、Y君の5回目のレッスンのハグの時間は、もうY君とお母さんの幸せの時間になりました。
Y君はまだ恥ずかしそうで、他の子のようにギュッと強くハグはしないけれど、顔には嬉しさが混じっていました。
その日のレッスンの後に、もう1つ意外なことがありました。
同じクラスのSちゃんとR君は、お互いに仲良しのハグをしました。
とても温かい場面でした。
そして、SちゃんとR君はそれぞれY君ともハグをしたかった。
恥ずかしいY君は、手を伸ばして避けようとしました。
私は、「じゃあ、先生とハグしようか?」
Y君の前に行って、そっとY君の体の周りに手を回すと、Y君は避けようとはせず、いつもの嬉しさと恥ずかしさの混じった顔で、ハグを受け入れてくれました。
私は、本当に感動しました。
いつか、Y君が自分からお母さんや、友だちや、先生たちへハグするのを、待っています。
七田式新浦安教室 リュウ先生より