葛西教室
子どものイメージ力は無限大
年長クラスのK君の話です。
いつも自由なK君はレッスン中にお絵描きを始めたり、レッスンとは関係ないことをすることが多くて少し困っていました。
ある日隣の席に座った女の子がお姫さまみたいな服を着ていてのに興味をもったらしく、ぼくは今日は女の子になる!と言いました。
そして、「先生、ぼくはなな子だからなな子と呼んでね」
「女の子はちゃんとレッスン受けてるね」と私が言うと「そうだね」と言ってその後、レッスン中なな子ちゃんになりきっていました。
いつもなら途中で一人違うことをしたりするのに、その日は真面目にレッスンうけてます。
何度か私がk君 と言うと「違うよ、今日はなな子だよ」と、言って真面目にレッスンうけてました。
お母様もいつも騒がしいのに今日は何かが違うと感じていらして、子育て講座でお部屋に入ってこられた時に、「今日はすごく静かでしたけど」と聞いてこられました。
事情を説明すると、少し複雑ですがレッスンをまじめにうけることができるなら、来週もなな子ちゃんになってもらいたいな!とおっしゃっていました。
すごいイメージの世界です。
女の子はおとなしくレッスンうけているなど、観察力も素晴らしいです。
他の生徒さんもなな子ちゃんと楽しくレッスンをしました。
奇抜な発想をしてくれるk君が大好きです。
今でも時々なな子に変身してくれます。
七田式葛西教室 戸梶先生より
子どもの成長から親は学びます
年少クラスのMちゃん。
つぶらな瞳をくりくりキラキラさせてお母さまとレッスンに来てくださっています。
七田のレッスンは50分間という限られた時間でたくさんのお取組をするのでお父さまお母さまにサポートしていただきながらレッスンを進めていきます。
速いスピードで本を読むお取組では、文章を指追いするお手伝いをしていただいたり、12個の積木を1個ずつ例示通りに積んでいくお取組では、手が止まってしまった時に「次はここよ」とヒントを出していただいたり。
普段お仕事でお忙しいお母さまがMちゃんのためだけにお手伝いしてくれる、ほめてくれる、はげましてくれる。
Mちゃんにとってレッスンはお母さまとの大切なデートの時間でもあるんです。
ある日、Mちゃんをレッスンに連れてきてくださったのはお父さまでした。
お父さまはお母さまほどレッスンお取組サポートの詳細をご存じないですし、何よりお忙しく、レッスン中もスマートフォンを閉じることができません。
Mちゃん、はじめは「ねえパパここ手伝って、一緒にやって」とパパをつついていましたが、やがて、意を決したように、前だけを見て自分の力だけでお取組にあたりはじめました。
表情や姿勢があきらかにきりっと変化して、いつもならお母さまにお手伝いしていただいていたことも「自分でやる」意志をもってがんばりました。
このMちゃんの変化にお父さまも気づかれたようです。
レッスンにお父さまがいらっしゃる回数は増え、視線はMちゃんの後ろ姿や机上の様子を見守ってくださることが増えました。
Mちゃんの成長に、秘めていた強さにはっとさせられた出来事でした。
七田式葛西教室 植村先生より
暗唱はみんなの前で言えて嬉しい!の気持ちを一番大切に
年少前クラスに通ってくれているJくん。
とっても恥ずかしがりやな男の子ですが、大好きな電車の話になると、キラキラの瞳を輝かせてお話しをしてくれます。
JくんのいるCクラスでは、今年度から暗唱の取り組みが始まりました。
とは言え、月齢や言葉の発達もかなり差がある学年なので、一人一人お子様のご様子を見ながら発表出来て楽しい!
みんなの前で言えて嬉しい!の気持ちを一番大切に、お子様のペースで取り組み始めて頂きます。
電車の話をしている時のJくんは、流暢に沢山の知識を私に話してくれるのですが、暗唱の発表の時間になると、ピタリと口を噤んでしまいます。
ご家庭ではお母さまがたくさんの絵本を繰り返し読んで下さるのをとてもよく聞いていて、スラスラ話すんですよ!
とのお言葉を伺い、それではお家で暗唱しているところを是非動画で撮ってきていただくことを提案させていただき、それを発表の時間に流していただきました。
レッスンの時とはまた違ったリラックスした格好でおはなし絵本を楽しそうにスラスラ読んでいるJくんのカッコいい事!
お風呂上がりだった様で、ちゃんとその事も私に説明してくれ、暗唱が終わった時には満面の笑みで嬉しさを全身で表現していました。
今はまだ芽が出る前段階の大切な時期。
必ず出来ると信じ、でも繰り返しのインプットは忘れずに、後はJくんから出てくるのをひたすら待っていてあげる。
みんなの前で発表出来る日をお母さまと一緒に見守り続けていきたいと思っています。
貴重な時間の瞬間に立ち会える日を今からワクワクしています!
七田式 葛西教室 吉野先生より
お友達のパワー
葛西教室、土曜日は沢山のお子さんでロビーはとても賑わっています。
先月のレッスン、いつも元気なSくんが、午前中ということもあってなんだか元気が無く、ロビーでのアクティビティもお教室に引っ込んだままでてきません。
先生の優しい誘いもイヤイヤ、ママとやろうと言っても首を終えた振るばかり、困ったなぁという雰囲気が漂い始めるかな?という時に同じクラスのRくんが一緒にやろうと声をかけました。
すると、他の子供達もやろう!と声をかけはじめ、イヤイヤと言っていたSくんも苦笑いしながらお部屋から出てきて、照れ臭そうにママとロビーでの取り組みをやっていました。
その後すぐに英語のレッスン、さてどんな感じで現れるかな?と待っていたらいつも通り満面の笑顔でハローと言って入ってきました。
どんな理由でイヤイヤがあったのかはわかりませんが、みんなが一緒にやろう!と声をかけたという優しい誘い、まだまだママやパパが1番の年頃だとは思いますが、赤ちゃんの時から一緒にレッスンをしてきているお友達のパワーも大切になってきているのね。
と思った微笑ましい出来事がありました。
本当に未就園児から幼稚園生の年頃は、様々な理由で出来てたことがやりたくなくなったり、出来なかったことが突然出来たりと日々進歩していて、見ていてこちらもとても良いパワーをもらえます。
また、そんなお子さん達を暖かく見守るお母様、お父様にも優しい、気持ちを沢山もらっています。
まだまだ暑い日が続く中、新学期頑張ろうと思った1日でした。
葛西教室 村瀬先生より
非認知能力を育てるってどういうことですか?
年中クラスのレッスン後、子育て講座でのこと。
Sくんのお母様から「ちょっといいですか?」と質問をいただきました。
「非認知能力を育てるってどういうことですか?」詳しくお伺いしたところ、お友達のお母様から非認知能力を育てるには小さい時は勉強なんかさせずに遊ばせることが大事だと言われたとのこと。
その時きちんと言い返せず悔しい思いをされたそうです。
「皆様はどう思われますか?」とお母さま方に伺うと
「あるある!やたらに遊ばせることを強調してくるお母さんいますよね!」
「それで上手くいっているかと言ったらそうでもなく」など、皆様が日々直面していらっしゃることが多々出てきました。
「七田って勉強だけじゃないですよね!上手く言えないけれど、子どもってすごいなと感じることが日常の中にいっぱいある。七田に通ってなかったら気づけなかった。」とAくんのお母さま。
「いつもここに来て子育てを振り返れます。まだまだですけど…でもここに来てなかったらどうなってるか…」とKくんのお母さまも。
するとSくんのお母さまが、「ここ(七田)にいるとみんなすごいからあまり感じないですけど、一歩外に出るとやっぱり違うなと思います。」
「すごいなと思われるのは学力的な事ですか?」と伺うと皆様一様に首を横に振られました。
「それが非認知能力ですよ」IQや点数などで測れない力、例えばお友達に対する思いやりだったり、みんなと協力する力だったり、コミュニケーション能力だったり。
上手くいかなかった時にどうするか、お母さま方のサポートのもとに考えながらやり遂げていくことを積み上げていく、その経験がとても大事であることをお話しさせていただきました。
また、アメリカのミシガン州で行われたプロジェクトのこともお話しさせていただきました。
低所得者層の幼児を対象に行われ40年間追跡調査をしたところ、幼児期に知的取り組みを定期的に行ったグループとそうでないグループとでは、大人になってから収入、学歴、生活等あらゆる面で大きな差が出たこと。
IQでは10歳ごろには大差がなかったにも関わらずなぜそのような結果になったかは、幼児期の働きかけで非認知スキルを身につけたからと考えられていることなどをお話しいたしました。
するとRちゃんのお母さまが「私の弟が七田をやっていて、特にすごく勉強したわけでもないのに、成績は良かったし、そこそこの高校大学に行きました。私の目から見ると遊んでいるようにしか見えなかったけど、ただ遊んでいるだけだったら、ああはならなかったと思います。だから私の子どもたちは絶対七田に入れようと思ってました。」と仰って下さいました。
それを聞いたSくんのお母さま、「そうなんですね!伺って良かった!」すこんと腑に落ちたようでした。
ここ何年か大人になった七田の卒業生をみて、会社の先輩や上司の方がお子さまを七田に!とご入室される方が増えています。
七田の卒業生たちが実績を物語ってくれていることがとても嬉しく、ありがたく思います。
七田式葛西教室武藤先生より