先日、著名な作家であり医学者でもある方がテレビで新著について話をされているのを見ました。
今の世の中は「感覚」よりも「意識」で生きている人が多すぎる、と。
意識だけで物事を捉えると「無駄」か「無駄ではない」かで判断しがちで、無駄なものは全て排除しようとする、というのです。
子どもは元来、感覚や感性を目一杯発揮して、その中で様々なことを体得するのに、親が
「そんな暇があったら勉強しなさい」とその感覚を潰そうとしてしまう、と。
大人として親として、そして講師としても心にズンと響きました。
七田式教育は五感を使うこと、感性を育むことをとても大切にしています。
実際、生徒さんたちは「効率」や「無駄」といった言葉など考えずに、たとえ遠回りに思えるやり方でも素直な感性に従って多くのことを吸収しているように思うのです。
その子どもらしさ、感性のみずみずしさに時に圧倒されます。
そんな時私は、自分は「答えはひとつ」と考え、そしてその答えへの「近道」を教えようとしているのではないか、と自問しては反省します。
七田式に通うお子様は五感を使って表現をするのがとても上手です。
赤ちゃんの頃から「意識」せずにやってきているからなのでしょうね。
その素晴らしい感性がこれからの人生を豊かにしてくれることでしょう。
子供たちの成長を見ていくのがとても楽しみです!
七田式葛西教室 斎藤先生より