それはそれは、楽しい1時間でした。
幼児コースのレッスンは50分。
その後お母様講座がありますので、1時間と少しの時間です。
その2歳クラスの弟のレッスンを年少のAちゃんがロビーで一人で待っているのです。
年少さんで弟とお母さまがお部屋に入ってしまって、待っていられる子はなかなか居ません。
弟にお母さんを取られたみたいに、わざと泣いてみたり、一緒にお部屋に入って何かと世話をやいたり。
年少で幼稚園に入ったばかりの子は、幼稚園でお母様と離れているので、居るときは甘えっぱなしになることも多いです。
さて、Aちゃんはというと、何やら手提げバックの中にいっぱい持ってきました。
一番最初に取り出したのは、お絵かきノート。
猫の絵を描き始め、ニャオニャオ猫後で話しかけてきます、と、
「ひげをつけよう!!」と紙を細く切ってピンとなるように何十かに折り込んで、手提げからテープを取り出し、
「このテープママに買ってもらった」と顔に着け始めました。
3本づつ左右のほっぺに着けて、猫ごっこをしていると、折り紙の裏に怖い顔を描いて、ほっぺからヒゲをはがしてそこに張りました。
ひげだけでなく角やあごひげまで貼り付けると。
「怖いでしょー!ガオーガオ」
「そうだ!!」と言って袋から
「きっとあるといいな~と思って、入れてきたの」と輪ゴムを出して耳にかけるように貼ると、お面になりました。
「これで、ママをおどろかすんだ~。きっとびっくりするね~」なんて言いながら。
ひとつのものをクルクル作り変えていく発想力に感心しながらも、ママを思っているAちゃん。
自分で楽しみをみつけながら、一人で待っていられる年少のAちゃん。
これからもこの発想力と楽しみを見つけられる感性を、暖かく見守ってのばしてあげたいと、心から思いました。
七田式 千葉駅前教室 林先生より