先日「実感算数」のレッスンをしました。

実感算数は、数を実数でとらえることで、たしざんやかけざんがとても理解しやすくなり、算数への抵抗感がなくなって、

「数ってこんなに面白い!」と思えるようになるような講座です。

まず初めに、一人ずつ100個のドッツが書いてあるカードを1 枚ずつもって、床に10枚ならべました。

100ずつのカードをみんなで「100、200、300~」と100とびで10枚数えて、ドッツが1000個あることを確かめました。

「1000個って、こんなにたくさーん!」とピョンピョンとんで見ています。

そして、そのドッツの上に1円玉を「1円、2円、3円~」と言いながらならべ始めると、Hくんが「わ~!これ全部ならべたら1000円?」と早くも気がつきました。

「そうだよ!この1000円と同じだよ!」と1000円札を見せると、みんな驚いたようなキラキラした目で、床いっぱいの1000個のドッツと1000円札を交互に見ていました。

みんなで1000という数を実感した瞬間でした。

それからは、たしざんの式やかけざんの式の作り方を勉強して、大きな紙にピンクやみずいろなど、好きな色の色えんぴつで、たしざんやかけざんの式をどんどん作っていきました。

すべてドッツを使って数を実数として考えるので、かんたんに式を作ることができます。

3才のMちゃんもお母さんと楽しくかけざんの式をたくさん作ってくれました。

最後は、ドッツをゾウさんとウサギさんのおうちにみたてて、面積を出す練習です。

普通なら幼稚園児には、とても難しいと思われがちですが、数をドッツを使って実数でとらえるので、子どもたちには、簡単です。

10個のドッツが8本のゾウさんのおうちと、10個のドッツが3本のウサギさんのおうちの面積をかけざんの式を作って、ゾウさんのおうちが80、ウサギさんのおうちは30とすぐにわかりました。

幼稚園児の子どもたちが、とても楽しく、

たしざん、かけざん、面積まであっという間に理解

してしまった1時間でした。

最後にきれいな色でたくさん式を書いてくれた紙にシールをはったりして作品に仕上げてくれました。

ひとつひとつ、「わかった!かんたーん!」とキラキラした目で数を実感して、ひとつひとつ、わかっていく楽しさがレッスンをしている私にも伝わってくる感動的な実感算数でした。

後日、たくさんのうれしい報告を受けました。

Aくんは、「式を書いた紙はおうちに貼って飾ってあるよ。」と教えてくれました。

Kくんのお母さまからは「家に帰って、Kが父親に、僕、かけざんわかるんだよとうれしそうに話してました。」と。

Hくんのお母さまは、「私が算数の教え方がわかって良かったです。」など、とても良い報告をたくさんして頂き、とてもうれしかったです。

これからもきっと、どんどん算数が大好きになってくれると思うと、とても楽しみです。

七田式船橋駅前教室 塩川先生より