葛西教室
助け合う子ども達
4月から新しいクラスになって早11ヶ月経ちました。
後半スタートして、みんなそれぞれ先生にもクラスメートにも慣れてきたところだと思います。
私の担当している英語の小学生コース3、4年目のクラスですが、みんなが通っている小学校での学年もちょうど真ん中の3、4年生ということもあってそれぞれ個性的ですが、団体行動もきちんとできるようになってきています。
おしゃべり好きなR君、レッスン中も色々お話ししたくなって学校であったことなどつい話してしまう時があります。
もちろん先生にも注意されるのですが、それ以上にYちゃんに一言、
「お話しはレッスン終わってからにしてくれないと先に進めないし、みんなにも迷惑かけるよ。」
と言われる方がキリッとします。
学校でもクラス委員を任されて責任感の強いYちゃん、厳しく叱るばかりではありません。
怒られたR君はきちんと宿題もやってきて、小学生英語コースの暗唱は量も多く大変なのですが、毎週目標を決めてしっかりやっています。
それを知っているYちゃんは
「R君は本当に真面目に宿題も暗唱もやっているよね、そこは本当に偉いと思うよ!」と必ずフォローをします。
褒められたR君はとても嬉しそうです。
一頃ツンデレと言う言葉が流行りましたが、まさに2人の関係はそんなところかな。
とレッスンをしながら微笑ましく見ています。
他のクラスメートも四年生は三年生がわからないところを今ここをやっているんだよと教えてあげたり、スペルはこうだよと教えてあげたりしています。
おかげで三年生もスピード感あるレッスンにだいぶ慣れてきました。
思えば今せっせとお世話をしている四年目の生徒達も昨年は教えてもらっていたんだな。
良い先輩がいると何も言わなくても自然と助けてあげられるようになるんだと、この良い連鎖が続くといいなと思いました。
七田式葛西教室 村瀬先生より
思いやりの心が育つ教育
年少前のCクラスでのこと。
お振替でいらしたMちゃん、お教室の入り口からご機嫌斜め。
お母さまに伺うと、乗りたかったオレンジ色の電車じゃなかったところからご機嫌悪くなってしまったとのこと。
何度かお振替にいらしていて、いつも元気いっぱい楽しそうにレッスン受けて下さっていますが、その日は珍しく大泣きでお教室になかなかは入れませんでした。
レッスン開始時間になり、「泣いてても大丈夫ですからお入り下さい」と申し上げましたが、お母さまがお気遣い下さり、お教室のドアの外で落ち着くまでなだめようと抱っこして下さっていました。
教材をお渡ししたりMちゃんの気持ちが向くように働きかけましたが、そうすぐには切り替わらず、ドアを開けたままにしてもMちゃんが閉めてしまったり…
すると、いつものように楽しそうにオープニングの取り組みをしていたTくん、ふと立ち上がると、ドアを開け心配そうにMちゃんを見上げていました。
すかさず、Sくんもドアを全開にし、まるで招き入れるかのように手を差し伸べました。
もう1人のSくんもとても優しい笑顔でニコニコ。
するとSちゃん、まだちょっとグスグスでしたがお教室に入ることが出来ました!
Tくんも2人のSくんもこんな時あったね。
そんなお子様達がこんなにカッコいい行動をするようになり、2歳3歳のお子様でもこんなに暖かい思いやりを示す事が出来る様になります。
その後、気分転換にと順番を変えて、体操を先にロビーで行った時、まだお母さまにしがみついていたMちゃんが2巡目で前に出てきてくれた時.、順番だったSくん、自ら動かす順番を譲ってくれました。
Mちゃんが参加してくれた時の3人の男の子の表情のなんと暖かいこと!
自分の気持ちを納めて参加してくれたMちゃんの表情も徐々に変わってきて…その後のレッスンもお教室で頑張りました。
この時期のお子様達は、ほんのちょっとしたことでお母さまの手を煩わせる事も多々あります。
お母さまにとっては、お時間をやりくりして下さっている中、お辛い事も多いと思います。でも、お子さまは、そういった経験の中から数々のことを学んでいます。
人を思いやる気持ちも自分が経験しているからこそ育っていくのかもしれません。
どんなにグチャグチャな時でも、子どもが育っていく上で無駄なことは一つもないのだと改めて実感しました。
素晴らしい感動を本当にありがとうございます。
七田式葛西教室 武藤先生より
読み聞かせマラソン
お子様に読書習慣をつけ、本を通してお子様とのコミュニケーションを深め、本が大好きになってもらう為の取り組みとして、毎年「読み聞かせマラソン」というイベントを行っています。
このイベントでは、各学年ごとに読んだ冊数によって決められた級があり、より多く読んだ生徒さんには園長賞という特別な賞がもらえる事になっています。
この園長賞を貰うことを励みに、毎年読み聞かせマラソンを楽しみにしてる小学生のお母様から伺ったお話です。
「まずは読書マラソンを取り組む前に、1ヶ月間で何冊読むか!何級を目指すか!まずは目標数を立ててから取り組みます。」
「目標数が決まったらそれを30日間で割ると、1日何冊読めば目標数に達する事が出来るか明確にわかります。」
「目標を立てた事で、月の半分辺りでまだ少ししか読めてない場合、再度計算してあとどの位で目標に達するかを自分で判断します。」
「このイベントの趣旨とは異なりますが毎年子供自身に任せて、目標設定→実行という取り組み方をしています。」とのお話でした。
小学生ともなると、帰宅後習い事や宿題などやる事が沢山ある中で、ゆっくり読書をする時間を捻出する事はとても難しいとは思います。
それなのに、自分で決めた目標に向けて励む志しには脱帽です!!
読み聞かせマラソンを通じて、本との触れ合いだけではなく、お子様自身が様々な事を学んでいるんですね。
新たな学びをさせて頂きました。
今年も園長賞のメダルを首に下げて、達成出来た喜びでニコニコのYちゃんの姿が今から先生の目に浮かんでいますよ。
七田式葛西教室 吉野先生より
七田教室に来ているわけとは
今回は、先日教室で聞いた保護者の方のステキな言葉をご紹介したいと思います。
1歳の頃から英語クラスに通うSちゃんは現在3歳。
同じ日に幼児クラスと英語クラスを受講される忙しさですが、お父様やお母様と元気に通ってくれています。
意思表示が上手な分、まだ3歳ということもありイヤイヤの虫が現れることもありますが、五感が優れ、感性の豊かさ、手先の器用さなどキラリと光るものをたくさん持っている女の子です。
お母様もいつも明るく、楽しくレッスンを盛り上げて下さるのですが、先日面談をした際、ふとこのようにおっしゃいました。
「うちは、お勉強ができるようになって欲しくてお教室に来ているわけではないんです。」
「七田式の脳の回路をたくさん作っていく、という考え方に共感しているからです!」
このシンプルではあるけれど、七田教育そのもの!というお考えがとても新鮮に感じられました。
私もひとりの親として、子どもに期待してつい多くを望んでしまいがちです。
でも、Sちゃんのお母様の飾らない一言は、見返りを求めずお子さんの可能性や好きなことを探りながら、そしてその好きなことを尊重しながらただただ真摯に明るくSちゃんに寄り添うお母様の姿勢の表れだと感じました。
柔らかいお顔で話されるお母様の表情に私の気持ちもホッと和んだひとときでした。
七田式葛西教室 斎藤先生より
嬉しさのあまりぐっときてしまった出来事
年長さんクラスの子どもたち。
右脳を使ったイメージ・記憶の取組や、ちえ・もじ・かずの取組、いろんなことが上手にできるようになりました。
それらを人前で披露すること主張することも自然体にできるようになりました。
小さな成功体験を積みかさね、少しずつ確かに高まった自己肯定感は「もっと!」というレッスンに対する意欲にあらわれます。
ある日、全員で漢字を音読みで読み上げていく取組の際、Lくんの意欲が走り出してしまいました。
みんなが声をそろえて音読みを進める中、Lくんはどんどんどんどん早口になり、戸惑ったみんなはペースを維持して音読みを続けながらもキョロキョロと互いに顔を見合わせています。
その時です。
隣の席のTくんがL君の背中に手を置き、トン・トン・トン・トンと、いつもの音読みのペースでリズムをとりはじめました。
Lくんははっとした表情で口を閉じTくんを見つめました。
Tくんは変わらず漢字表に目を落としながら、いつものペースで音読みを続けています。
その間も、Tくんの手はLくんの背中でリズムを刻んでいます。
「いつもの、このリズムでいいんだよ」という無言のメッセージ
を受け取ったLくんは、また漢字表に目をやり、みんなのペースに合流して音読みを再開しました。
なんてスマートなふるまいのできる子どもたちなんだろう。
なんて素直な子どもたちなんだろう。
なんて七田らしい子どもたちなんだろう。
驚きと嬉しさのあまりぐっときてしまった出来事でした。
七田式葛西教室 植村先生より