津田沼教室
母子一体感
お母様の第二子ご懐妊をお母様より早くわかった3歳のT君。
お母様はつわりが酷く辛い日々を送っていました。
ある日レッスンのお休みの連絡があり、つわりが大変でご実家に帰られたのかと思っていました。
次の週レッスンにいらしたときに、いつもニコニコのT君がなぜかグズグズ泣いてばかり。
レッスンが終わりお母様が
「実は・・ダメになってしまったんです。心臓がお腹の中で止まっていたんです」っと。
お母様の話によると、お母様は全く気がつかなかったそう。
今まで赤ちゃん、赤ちゃんとよく話をしていたT君が「赤ちゃん」っと全く言わなくなったことに気がつき、何となく気になり病院へ行き、お腹の中のベビーの心臓止まっていたのがわかったそうです。
それ以来お母様が悲しくて泣いているとT君が
「ママ泣いちゃダメ??お目目に絆創膏ぴたっ」
っと言って、T君の手をお母様の目に当ててくれるそうです。
お母様は涙を流しながら話をして下さいました。
その顔を見て心配そうにT君はママの目に手を当ててくれました。
なんて優しいT君なんでしょう。
私も涙が溢れてきてT君を抱きしめてしまいました。
そして次の週のレッスンでは、またお母様が
「Tが今度はママがお空に行っちゃうって言って泣くんです」っと言って、なんでもわかってしまうT君の言葉に不安を感じておりました。
「ママが大好きなT君、とても感受性が強く優しいT君はきっとママの悲しみが伝わってしまい、T君も不安になってしまったのではないですか?ママの気持ちが落ち着けば大丈夫です。まだまだ悲しい気持ちでいっぱいだとは思いますが何も問題ありません。T君を沢山抱きしめてあげて下さいね」っとお話をさせて頂きました。
その次の週、お母様の笑顔も戻り、その後の様子をお聞きしたところ、
「このまま悲しみの中にいてはTに対しても良いことは何もない。佐野先生の言う通り気持ちを切り替えようと思った途端、Tもそれ以来何も言わなくなりました。ありがとうございました」っと明るいお顔で話をして下さいました。
本当にT君とお母様の絆の強さに私も感動しました。
七田式津田沼教室 佐野先生より
土曜日のお教室はお父様で溢れています
土曜日のレッスンには、最近お父様がレッスンにお子さんを連れて来られる生徒さんが増えて来ています。
ご両親共にお仕事をされているか方、兄弟姉妹がいて下のお子さんはお母様とお留守番されている方、また、時にはお母様はお家でゆっくり家事をされて、レッスンはお父様担当という生徒さんもいらっしゃいます。
土曜日の年中クラスのR君は弟さんがまだ小さいので、レッスンにはお父様といらっしゃいます。
お父様と同じ色のポロシャツを着ていらしたり、先日は2人で麦わら帽子を被っていらしたり。
「R君、今日はお父さんとコーディネートしてきたの?素敵だね~」っと声を掛けると、とても嬉しそうにニコニコ。
また、取り組みの時の対応の仕方もお母様とお父様ではちょっと違います。
同じく年中クラスのM君はお母様がご出産でお父様が毎週来て下さるようになりました。
積み木の問題をやっていた時、M君はなかなか答えが見つけられず、暫く悩んでいました。
お父様はM君を焦らすこともなくじっと待ちます。
M君が間違った答えを選ぶと「おっ、凄いね~よく見つけたね~。じゃぁ、当たっているか積み木で作るよ」っと言って直ぐに答えを教えずに待っていてくれました。
年中、年少さんの姉妹、RちゃんとMちゃんは2レッスン続けてのお父様が連れて来て下さいます。
Rちゃんの漢字カルタの取り組みでは、2人で競争したり、時にはわざと負けてくれたりして盛り上げて下さいます。
保育園に通っている妹のMちゃんは、お姉ちゃんのレッスンの後の時間が一番眠くなる時間たい。
ちょっと眠くなり始めるとお父様が「こらぁ~、起きろ~」っと言ってほっぺを手でギューっと挟んだりして、お父さんならではの激しさがあったりと見ていてとても微笑ましく思います。
小学生のクラスではお父様がお迎え来て下さる方もいらっしゃいます。
なので、土曜日のお教室はお父様で溢れています。
10年以上前にはあまり見られなかった光景で、ご両親さまとお子様の姿を拝見していると、とてもホッコリした気持ちになります。
七田式津田沼教室 佐野先生より
一緒に成長して行きたいと思わせていただける瞬間
Tちゃんのお母様は、とても素直で、熱心な方。
初めての子育てをとても楽しんでいらっしゃいます。
そのためTちゃんは積極的にレッスンに参加できます。
まだ、8ヶ月でも、100玉そろばんや、時計をじっと見つめて今にも歌いだしそう。
瞳をキラキラさせてお口を開けてアーアーと、何かを伝えてくれようとしてくれます。
ご機嫌のまま、次は英語のレッスンへ。
ロビーに降りて来た時にはすっかりスヤスヤ夢の中。
お母様の胸に抱かれて安心して寝ているTちゃんの姿を見るとこれからが楽しみ。
一緒に成長して行きたいと思わせていただける瞬間です。
これからも七田で、たくさんの出会いを大切に頑張って行きたいと思います。
七田式津田沼教室 笠原先生より
ダンゴ虫を捕まえて「大中小」
年少前クラスに通われているTくんはとても恥ずかしがり屋さん。
教室へ入って来ると、土曜日の沢山の生徒さんに圧倒され、いつもお母様にピトッとくっついて、周りのお兄ちゃんやお姉ちゃん、他のお友達の様子をくりっとして大きい目でじっと見ています。
お母様はいつも「人見知りが激しくて困ってしまいます」っと言って心配されていますが、クラスでは大好きな時計の歌など身体を揺すりながらニコニコして聴いてくれています。
保育園で今Tくんはダンゴ虫を捕まえることにはまっているそうです。
先日、ダンゴ虫を捕まえて「大中小」っと言いながらお母様の前に並べてくれたそうです。
レッスンで丁度6月の歌の中に「大中小のうた」が出できます。
きっとそれを覚えていてお母様に教えてくれたのでしょう。
お母様と一緒にCDを聴きながらお家で楽しく唄っている姿が目に浮かびます。
楽しく学びながらどんどん成長していくTくんに会うのがとても楽しみです。
七田式津田沼教室 佐野先生より
コミュニケーション力が宿っている子ども達
H.Aちゃんは、その日お父さんお母さんと3人でお教室に来ていました。
レッスンの後も、お父さんに絵本を読むことをおねだりして、お父さんの腕の中に包まれるように絵本を読んでもらっています。
「男っぽく読まないで!」などと注文をつけながら何冊も待合室で絵本に夢中です。
お母さんと2人で来ていたS.Yちゃんは少し羨ましそうにH.Aちゃんを見ていました。
が、思いきったように近くに行って一緒に絵本を読む声に聞き入っていました。
「最後の一冊だよ」と、本を読み終えると、S.Yちゃんはお母さんのもとに無言で帰って行き教室を出て行こうとするとき、H.Aちゃんの所にトコトコと歩いて行くと「お友達(私)と遊んでくれてありがとう!」と元気に言うことが出来ました。
私が思わず「えらいねYちゃん、ちゃんとお礼が言えたのね!」と言うと、
お帰りになりかけていたYちゃんのお母様も嬉しそうにH.Aちゃんのご父母様にお礼を言って帰られました。
お礼を言われたH.Aちゃんのご家族もとても嬉しそう。
ニコニコと「どういたしまして」とおっしゃって暖かい雰囲気が二つのご家族の間に広がりました。
七田のお教室では、コミュニケーション力という一つの人間力が、小さな子供の心にしっかりと宿っています。
時にそんな子供の成長に大人が教えられ気づきをもらうことがあるのだなと思いました。
私自身も、ほのぼのとした気持ちになり、またとても大切なことを教えてもらったエピソードでした。
七田式 津田沼教室 笠原先生より