「しまうま」年少前クラス(Cクラス)のRちゃんが初めて暗唱で発表してくれた言葉。

お話がとても上手でいつもレッスン中も、レッスンが終わっても、お母さまと色々な言葉を交わしています。

ところが…暗唱の発表となると…中々言ってくれない。

暗唱の番になると、口を噤んでしまいます。

でも、お友達が暗唱しているのをよく聞いている、自分の番になると、お口は開かないけれどじっと暗唱教材を見ている様子を見て、心では暗唱しているのがわかりました。

そこで、お母さまに提案したのが、リラックスしているお家て録音してきていただくこと。

発表の時間、その録音を流していただき、聞かせてもらっい、その場で発表したお子様と同じ様に拍手して褒めていただくことでした。

録音していただいたRちゃんの声を暗唱の時にかけていただいていると、Rちゃんがじっと聞いていて、そのうちお口がモゴモゴ動いている様になりました。

数回のレッスンでそれを繰り返したのち、当然Rちゃんの口からとても自然にその言葉が出てきました。

思わずお母さまと目を見合わせてしまいました。

その気配を感じたのか、ハッとしたRちゃん、その後の言葉は出てきませんでしたが、お母さまも「自然に出てきましたね!」と驚かれている様子。

初めての発表に感動で思わずうるっとしてしまいました。

お母さまもとてもいい笑顔でいらっしゃいました。

そんなことは意にも止めず、いつものRちゃんがそこにはいました。

そのスコンとした笑顔を見ていて、本当に子どもってすごい??と改めて思いました。

この子達の中には無限の能力がある、時期が満ちれば自ずとその力を発揮してくれるのです。

私たちに必要なのは、環境を整えてあげること、そして信じて待つことです。

周りのお子様が発表していく中、焦らず我が子の力を信じて根気強く見守っていただいたお母さまに脱帽です。

当たり前のことなのに、つい大人の都合で焦ったり、悩んだり…我が子を愛するが故の想いですが、子ども達の能力は遥かその先をいっています。

Rちゃんの笑顔は、この先の素晴らしい成長を私たちに教えてくれる素敵な道しるべの様でした。

七田葛西教室武藤先生より