0歳児クラスのKくん。

「これからよろしくお願い致します。」と心の中に秘めつつスタートしました。

ニコニコ穏やか人見知りをしないKくん。

でも、初回のレッスンから1つ気になる様子が見えました。

それは、何でも所構わず口に入れ、舐めてしまうことでした

しかも、どの取り組みを出しても全部舐めてしまい、取り上げるとぐずる その姿を見て、Kくんが既に何かの欲求不満を訴えてるように感じました。

母親講座の時に、そこには触れず、今お母様が子育てに対してどんな気持ちでいるのか から、少しずつ気持ちをほぐすような感じで、お話していきました。

するとだんだん心を開いて、いろんな気持ちを話して下さるようになりました。

子育てもKくんに何かあったらどうしようと、不安で外に出ることが出来ないこと。

いろんな物を舐めてしまうことも心配で、舐めたら直ぐに

「あ~~っ」と血相を変えて取り上げてしまう所まで、お話してくださいました。

そんなお母様が、ここまで通って下さる。

とても勇気のいることだっただろうな。

切にしなければいけないという気持ちが、湧き起こりました

お母様にお話したことは

「あ~~っと慌てて取り上げることは、Kくんからすると構ってもらえるからやってしまうこと。

そして、その舐めてる物の名前を言ってあげたらどうですか?

後、駄目な理由も言ってあげて下さい。

子供ってちゃんと人の話を聞いたり感じたりしますよ!

そして、説明することで、お母様の気持ちも、ワンクッション、クールダウンすると思います。

沢山語りかけて、お外も出来る限りがんばって出てみて下さいね。」

とお話しました。

次の週、レッスンをやるとなんとKくん物を口に入れなくなったのです。

そして、落ち着いて取り組みも見てくれました。

レッスンか終わって思わず拍手をしてしまいました

「すごーい!全然ちがう!すごい集中力!よく頑張りました!。」

するとお母様が、

「私 外に出ました。児童館に行くようになりました。!」

と明るい笑顔で帰って来ました。

お母様の気持ちが変わると子供も、こんなに変わるんだと改めて母子一体感の大切さを痛感と、お母様が、素直に受け止めてくれたことに、感謝します。

七田式 葛西教室 中山先生より