子どもの成長はめざましいですが、それでも右肩上がりの一直線!とは言えないことも多いですよね。

英語クラスに通う3歳のM君にとってこの1年は、妹が生まれたり保育園に行き始めたり…色々と変化に富んだ年だったと思います。

お母様の産後しばらくの間とお仕事でお忙しい日はおばあちゃまとレッスンに通ってきてくれていました。

そんな中で言葉が少し乱暴になったり、お母様と一緒だと嬉しくて甘えてワガママになったり…ということもありました。

成長過程ではよくあることですが、やはりお母様としては苦慮してらっしゃる様子が見受けられました。

英語の暗唱もなかなか進まない雰囲気の中でのある日、おばあちゃまと一緒に来ていたM君に

「来週は数字(M君が得意で大好き)の暗唱やってこようね!」と私から指定してみました。

翌週、お母様とレッスンに来たM君。

あれ?

いつもと違って暗唱の順番を待っている!

そして誇らしげな表情で数字の暗唱!

「すごいすごい!お母様もお忙しい中ありがとうございます!」

と言ったところ、お母様が

「いえ、私ではなくおばあちゃんが一緒に やってくれたんです」とのこと。

おばあちゃまがお教室での私の言葉を聞いてサポートして下さったのだ、と心からありがたく思いました。

その日のM君はレッスンも意欲的に参加していたので、お母様も本当に嬉しそうで、私も思わず

「子どもの成長は必ずしも右肩上がりではなく、停滞期があったり、時には後退しているように思えたりもしますよね」

と言ったところ、

「本当にそうですね。子どもの成長も人生も!」と大きくうなずかれました。

聞けばお仕事のほうもご多忙でとても苦しい時期があったけれど、少し落ち着いたとのこと。

お子様のことと重なりお母様の心労や疲労は大きかったと思いますが、その状態がいつまでも続くわけではない!と身をもっ て感じられたご様子でした。

わたしも講師としても母としても学ばせていただいたステキな言葉でした。

春のクラス編成で残念ながらM君の担当から離れることになり、とても寂しいです

でも、これからもM君の成長を陰ながら見守っていきたいな!と思っています。

七田葛西教室 斎藤先生より