日々子どもたちの笑顔やキラキラ光る目に囲まれているうちに、だんだん次のような想いが浮かびました。

七田っ子たちだけではなく、七田っ子ママたちも七田式教室の宝物です。

《乗り物博士のお母さん》

A君は、電車に夢中で、毎回レッスンの時、電車柄の靴下を履いてきます。時々レッスンの後私に電車の玩具を見せてきます。私が「カッコイイね」と言うと、とても嬉しそうです。私に電車の名前を教えたいけど思い出せない時、お母さんが隣で教えてくれます。私は電車の事はよく分からないので、複雑な名前を聞いて、とても感心しました。ロビーで乗り物図鑑を読む時も、A君のお母さんはまるで乗り物の専門家みたいに、名前を全部知っています。

お母さんに尋ねると、お母さんは、A君は電車に夢中で、自分もいつの間にか覚えたと言います。A君は電車ですが、A君のお兄ちゃんの小さい時は車が大好きだったので、お母さんはその時車の名前も覚えたそうです。

私はとても感心します。自分の子どもは娘二人で、男の子がいないので、A君のお母さんのような経験はありません。子どもが好きなものを尊重し、一緒に遊んであげ、自分もそこから知識を得る。本当に素晴らしいお母さんです。子どもの好きを尊重する気持ちは、子どもが大きくなっても大事ですね。自分の子どもが成長して自我が強くなってきた中、私は時々困っていますが、やはり子どもを一人の人間として尊重するという気持ちを忘れずに、子どもを見守りたいです。

《読み聞かせのお母さん》

面談の時、Y君のお母さんから聞きました。寝る前、いつも日本語の絵本を10冊以上読み聞かせしてあげているそうです。Y君はお母さんとの読み聞かせの時間が大好きです。私はY君のお母さんに、英語の暗唱絵本もその中で一緒に読み聞かせることを勧めました。次の週のレッスン前、お母さんは暗唱絵本を全部持ってきて、私に見せながら言いました。「先生、毎日この暗唱絵本を全部読み聞かせするようになりました。」お母さんは、びっくりした様でしたが、とても嬉しそうでした。

私もとても嬉しかったです。なぜかというと、こんな風に続けていけば、Y君の英語のインプットが増えるだけではなく、Y君にとってお母さんと一緒に過ごした日々の読み聞かせの時間が一生の宝物になるに違いないからです。我が家でも、子どもの小さい時から読み聞かせをしています。子どもへ伝えたいたくさんの事柄は、ほとんど本の中に書かれています。これからも、自分の子どもへ読み聞かせを続けたいですし、生徒さんのお母さんたちにも読み聞かせを勧めたいです。

《ノートをとるお母さん》

Rちゃんのお母さんは、とても真面目です。レッスンの時、いつも1冊のノートを持ってきて、時々ノートに何かを書いています。ある時、ノートに書いた単語を見せて、私に発音を確認されました。

また、レッスンの後のコミュニケーションの時、Rちゃんのお母さんは、自分は英語の発音が下手で、子どもの発音にも影響することが心配だと言いました。確かにこれは、よくある心配です。それについてお母さんへ回答した後、私は、自分がRちゃんのお母さんに感心したことを伝えました。実は、Rちゃんはとても反応がよくアウトプットが多くて、可愛い女の子です。Rちゃんの姿を見て、お母さんがお家でいっぱい努力していることが分かります。頑張っているお母さんの姿が、発音よりももっと大切です。間違えたところを直す、その姿も子どもにとって良い見本になります。Rちゃんのお母さんはほっとした様子でした。このお母さんならきっと、子どもの良い見本になります。

七田っ子たちだけではなく、七田っ子ママたちも七田式教室の宝物です。そうは思いませんか?

七田式葛西教室 リュウ先生より