七田っ子の活躍
もしも魔法使いになったら
幼児クラスではレッスンの最初に生徒さんに名前、お誕生日、歳と学年別に色々な質問をします。
年少前の生徒さんはみんなの前で発表するのが恥ずかしくて、もじもじしながらお母さんと一緒に頑張って応えてくれます。
年少くらいになると自分で考えた事を言えるようになってきます。
それでも子供達は突然の質問に対して瞬時に考えをまとめて応えないといけないので大変です。
ある週の年中クラス。
このクラスはレッスンに保護者さまは入らず、生徒さんだけのレッスンになります。
今週は「もしも魔法使いになったら」っと言う質問でした。
子供達は「えっ」っと一瞬戸惑った顔をしました。
「ん~空を飛びたいかなあ」っとRちゃん。
「小さいものを大きくしてみたい」っとM君。
皆んなその応えにびっくり!
「えっ、何を大きくするの~」っとS君。
M君は特に何を大きくしてみたいかは決めていなかったらしく困った顔をしました。
「蟻がこ~んなに大きくなったらどうする??」R君が手を広げて見せます。
すると女の子達が「キャー」皆んなで大笑い。
R君の番
「泣いている人のところへ行きたいです」
「え~・・」
「なんで泣いている人のところへ行きたいの?」っと聴くと
「可哀想だから」講師の私もお友達もびっくり。
一瞬涙が溢れそうになりました。
本当に心が育ってくれているのだなあ~ととても嬉しくなりました。
七田式津田沼教室 佐野先生より
嬉しさのあまりぐっときてしまった出来事
年長さんクラスの子どもたち。
右脳を使ったイメージ・記憶の取組や、ちえ・もじ・かずの取組、いろんなことが上手にできるようになりました。
それらを人前で披露すること主張することも自然体にできるようになりました。
小さな成功体験を積みかさね、少しずつ確かに高まった自己肯定感は「もっと!」というレッスンに対する意欲にあらわれます。
ある日、全員で漢字を音読みで読み上げていく取組の際、Lくんの意欲が走り出してしまいました。
みんなが声をそろえて音読みを進める中、Lくんはどんどんどんどん早口になり、戸惑ったみんなはペースを維持して音読みを続けながらもキョロキョロと互いに顔を見合わせています。
その時です。
隣の席のTくんがL君の背中に手を置き、トン・トン・トン・トンと、いつもの音読みのペースでリズムをとりはじめました。
Lくんははっとした表情で口を閉じTくんを見つめました。
Tくんは変わらず漢字表に目を落としながら、いつものペースで音読みを続けています。
その間も、Tくんの手はLくんの背中でリズムを刻んでいます。
「いつもの、このリズムでいいんだよ」という無言のメッセージ
を受け取ったLくんは、また漢字表に目をやり、みんなのペースに合流して音読みを再開しました。
なんてスマートなふるまいのできる子どもたちなんだろう。
なんて素直な子どもたちなんだろう。
なんて七田らしい子どもたちなんだろう。
驚きと嬉しさのあまりぐっときてしまった出来事でした。
七田式葛西教室 植村先生より
心が温かくなる子どもたち
ある日の幼児英語のクラス、2歳のSちゃんと、同じく2歳のHちゃん、5歳のHちゃんのお兄ちゃんがいるクラスです。
2歳児と言えば所謂「イヤイヤ期」。
いつも盛り上がる楽しいクラスなので途中まで皆で元気にレッスンをしていましたが、だんだんHちゃんの雲行きが怪しくなり・・・
遂にやりたくないと、ワンワンと泣き始めてしまいました。
私はHちゃんのことを気にかけつつもレッスンを進行するのに必死になってしまっていました。
すると、隣に座っていたSちゃんが、Hちゃんの肩に手を置き顔を覗き込んで
「大丈夫?」と声をかけているかのような仕草をするのです。
私は、Sちゃんはなんて優しい子なんだ、と感激しました。
Sちゃんのお母様も「あら~」と驚いた様子でした。
しかしSちゃんがHちゃんを気にかけたのは一瞬で、すぐに椅子に座り直り目はカードに。
レッスンに集中モードに戻っていきました。
その後レッスンも無事に終わり、Sちゃんに帰り際
「HちゃんにSee you言った?」と言うと、
「See you」と言って、Hちゃんにギュッとハグをして帰っていきました。
Sちゃんは、最後までHちゃんが泣いていたから気になっていたのでしょう。
そして元気になって欲しくてギュッと抱きしめたのかな。
私は、2人の姿を見て、心が温かくなりました。
七田式新浦安教室 渋谷先生より
その時,魂がキラッと光った!
英語クラスに通う小学1年生のKちゃん。
とてもマイペースで自由な女の子です。
少し遠いところから通ってくださっているのと、下のお子様がまだ1歳にも満たないということもあって、お母様も大変な中いつも送り迎えをして来てくださっています。
Kちゃんの一番好きな教科は英語というだけあって、いつも楽しく真剣にレッスンを受けている姿がとても印象的です。
先日ふとKちゃんのテキストが目に入りました。
テキストは4ヶ月分をまとめてご購入いただくシステムなので、ほとんどの子は4ヶ月分全てのテキストがファイルに挟んであり、そしてそれはとても重たいのです。
しかしKちゃんのファイルにはその月のもの(11月分)だけが挟んでありました。
さらに、週ごとに取り組むページには見やすくインデックスシール(見出しシール)で「WEEK1」「WEEK2」「WEEK3」「WEEK4」と貼られていました。
たくさんのページの中から今日取り組むページを開けるだけでも、小学1年生さんたちはテンヤワンヤの時もあるので、とてもいいアイディアだなぁと感心し、Kちゃんに話しかけてみました。
「Kちゃん、それすごく良いアイディアだね!今日取り組むページがすぐに開けるね!お母さんが付けてくれたの?」と。
するとKちゃんが満面の笑みで「うん!!」と。
そしてしばらくモジモジしながら恥ずかしそうに一言、
「あのね、私のお母さん、とてもありがたいの。」
と言ったのです。
その瞬間、クラスがしーんと静かになりました。
私も思わず言葉を返すのを忘れてKちゃんを見つめてしまいました。
「ありがたいの。」
なんて素敵な言葉を選ぶのだろう、と思いました。
ありがたいという言葉の響きと重みが、他の生徒さんたちにも伝わったのだと思います。
みんなもKちゃんを見つめていました。
「そうだね、お母さんてありがたいよね。みんなが楽しく七田に通えて、お迎えにきてくれて、温かいご飯を作ってくれて。みんなお母さんにありがとうだね。」
と私がいうと、みんなうんうんと頷きました。
理屈じゃなく、自然とお母さんのありがたさを感じられる子供たち。
本当に心が洗われるような、魂がキラッと光ったのが見えたような、素晴らしい出来事でした。
七田式新浦安教室 武井先生より
子どもたちって本当にすごい!
3歳児クラスのYちゃんとRちゃん。
Yちゃんは、とても元気で自己主張のしっかりできる女の子。
Rちゃんは、しっかりと周りを見ている女の子です。
二人ともドッツカードの「どっちが多い?」の当てっこが大好きな。
でもYちゃんは自分の指差したカードと同じカードを指差すRちゃんが気になります。
「ダメ。こっちは私が選んだんだから、あっちにして」と言って、Rちゃんの腕を押します。
私もYちゃんのお母さまも
「お友達と一緒のを選んでもいいんだよ。」と言ってもYちゃんは聞きません。
Rちゃんも始めは黙っていましたが、
「私もこっちなの」と言い、引きません。
自分の思い通りにならずヒートアップするYちゃん。
思わず手が出てしまいました。
誰もがRちゃんが泣いちゃうだろうと思ったとき、涙をこらえながらRちゃんが
「優しくしてね」とYちゃんに言いました。
その言葉にYちゃんはハッとした様子でした。
そして「ごめんね」と仲直り。
痛かったことをこらえて「優しくしてね」と言えたRちゃんすごく立派だなと思いました。
「Rちゃん、泣かずに「優しくしてね」って言えてとっても偉かったよ。」
と褒めるとうれしそうに笑いました。
Yちゃんにも
「Rちゃんのお話が聞けて偉かったよ。「ごめんね」って言えて偉かったよ」
というと小さくうなずきました。
それからの二人はとっても仲良しになりました。
自分たちで解決できた子どもたちを見て、本当にうれしく頼もしく感じました。
Rちゃんの相手を受け入れ諭す優しさが本当に素晴らしく思います。
そしてそれからのYちゃんは自分に「優しく」と言うようになり、思い通りにならないとヒートアップすることも減りました。
子どもたちって本当にすごい!と思う出来事でした。
七田式葛西教室 瀬尾先生より