七田っ子の活躍
お母様の心次第で家庭円満
「骨が外れた。」と痛々しい方を見せてにっこりする3歳児クラスのAくん。
この笑顔の意味は、お兄ちゃんの小学2年のHくんが、以前脱臼したのをふまえて、お兄ちゃんみたいになったと誇らしい笑顔でした。
何でもお兄ちゃんはすごい、と思って慕っているAくんは、脱臼までも、まねをしたいのです。
続けて話すことといったら、お兄ちゃんは「骨を折った。」
「自転車で転んで怪我をした。」
「高いところから飛び降りれる。」などなど・・・。
隣で聞いているお母さまは、呆れ顔。
「本当にお兄ちゃんが好きなんですね、お兄ちゃんも面倒見がいいのでしょうね、それにAくんを大切に思っていつも接しているのが、Aくんに伝わっているんでしょう。良い兄弟関係で、安心ですね。」
するとお母さまは、「家族で、私だけ女ですから、みんな優しいです。」
あら!!
お惚気も入って、幸せそう!!
見守る姿勢のお母さまが、のびのび子育てで、自然とみんなが優しくなっているのかな?
お母さまの心しだいで、家族円満なんですね。
勉強になります。
でも、その後お母さまと私が口をそろえて言ったのは「まねをするなら、お兄ちゃんのいいところがいっぱいあるのにね!?」切ない母の気持ちを共有して笑顔でお見送りしました。
Aくん早く脱臼治してね。
葛西教室 林先生より
Y君、いままでありがとう
第2子出産のため2ヶ月休室されてたY君です。
休室される前は、いつもニコニコで楽しくレッスンを受けてくれてました。
2ヶ月ぶりの復帰ということで、私も楽しみにしてました。
ところがお母様が連れて来ている途中から、抱っこして欲しいと泣き出してしまったそうです。
その日お母様は、赤ちゃんを抱っこしていて、また雨も降っていてY 君を抱っこできる状況ではありません。
Y君も久しぶりのお出かけで、甘えたかったのでしょう。
まだまだ2才ですね。
教室までやっとの思いで連れてこられたお母様でしたが、今度はお部屋には入らないとぐずってます。
初めてみました。
いつも穏やかでニコニコのY君のこのような姿を。
Y君にも赤ちゃんが生まれて今までとは違う生活でいろいろなストレスがあるのですね。
教室のスタッフが代わる代わる声をかけてくれました。
私もY君声をかけ、なんとかお部屋の中に入ってもらうと、少しずつ思い出した様子で初めはお母様の膝の上にいたY君が、一人で椅子に座ってくれました。
だんだん笑顔もでてきて、レッスンが終わるころには、いつものY君に戻ってくれて、本当に良かったです。
その次の週からは、もうニコニコのY君です、今まで通りの。
お歌もノリノリ、とても楽しそうにレッスンを受けてくれてます。
少し落ち着きを取り戻したかと、思っていた矢先お母様から転勤が決まったとお申し出がありました。
2才のY君にもいろいろな試練があるのですね。
頑張ってY君!
先生は、Y君のニコニコ笑顔が大好きでした。
癒し系のY君でした。
今までありがとう。
七田式葛西教室 戸梶先生より
明るく乗り越えられるお子さん
3歳児クラスのMちゃんは、前年度のクラスでは、まだ、言葉がほとんど出ていませんでしたが、3歳児クラスになってから、どんどん言葉が出て、俳句の暗唱もどんどんスラスラできるようになりました。
Mちゃんは、いつも、お姉ちゃんのRちゃんのレッスンが終わるまで、絵本を読んだり、プリントを書いたり、妹のお世話をしたりして、楽しく待ち時間を過ごしています。
普通なら長くて待ちくたびれてしまうような時間なのですが、Mちゃんは、退屈そうではありません。
絵本も、声を出して、イメージを膨らませて読んでいます。
妹のHちゃんを抱っこしたり、お話ししてあげたりと素敵なお姉ちゃんぶりを発揮しています。
塗り絵も、一生懸命、素敵なのを仕上げてくれます。
プリントも頑張って仕上げています。
その様子を見ていると賛嘆せずにはいられません。
人生で、スムーズにいかない時も、Mちゃんなら、可愛い魔女のように、明るく楽しく乗り越えられそうに見えます。
そんなMちゃんを見ていると、こちらも元気を沢山もらえています。
七田式新浦安教室 佐々木先生より
ギュッと抱きしめるのがマイブーム
1歳児クラスのYちゃんは、昨年春から入室してくださった生徒さんです。
七田の教室では、レッスンの最初と最後に、お父様、お母様にギュッとお子様を抱きしめてもらっています。
そして、その重要性も、母親講座などでお話ししています。
おうちでも、Yちゃんは、お母様にたくさん抱きしめてもらっているのでしょう。
今、Yちゃんは、ギュッと抱きしめるのがマイブームになっているのです。
Yちゃんは、レッスンで一緒のお友達にギュッとします。
また、お母様はもとより、他のお母様にもギュッとしてくれます。
先生たちにもギュッとしてくれます。
Yちゃんの通っている保育園でも、Yちゃんのギュッは、そのまま続いているそうです。
Yちゃんの笑顔とギュッが、みんなの笑顔を一層引き出してくれてます。
先日のレッスンの後も、ロビーで、次々とギュッとしてくれるYちゃん。
何とも言えない温かな雰囲気に包まれました。
素敵なYちゃん。
また、どのお子様も、本当に素晴らしい、その素晴らしさを見れる講師も幸せなことだと思わせていただいています。
七田式新浦安教室 佐々木先生より
どうしたら生徒の為になるかを常に考える
3歳のYくん。
一人っ子で、普段は穏やかで、優しい男の子です。
ある日のレッスンでのこと。
オレンジ色の、コンクリートミキサー車や、ショベルカー、などを使い規則性の勉強をしていました。
男の子も、女の子も、車に触って遊びたくて仕方がなくなってしまいました。
レッスンでは、先生がデモンストレーションを行い、生徒が答えるというスタイルをとっています。
ですので触らせてレッスンを遅れさせるわけにはいきません。
とっさに「じゃあ、お約束ね!最後までしっかりレッスン頑張れたお友達には、この車を、先生、貸してあげます。お約束したよ。みんな頑張れる?」と言いいました。
するとみんな、「はーい!頑張れます。」と、言ってくれました。
レッスンは進み、最後のお取り組み、お雛様、お内裏様を作ることになり、みんな頑張って製作に取り組んでいました。
ところが、前日も、振替で、同じお雛様作りをしていたYくんは、お母様が、
「ちょっとだけ違うよ、こうじゃない?」と、アドバイスをしたつもりで、手を出しました。
その瞬間、「いやや!」と、お母様の手を振り払い
「もう、ママ嫌いや!もうせえへん!」と言って、クレヨンや、糊などのお道具をぐちゃぐちゃにして放り出してしまいました。
お母様は、とても困ってしまい。
「ごめんなぁ」と、困り顔で、散らかっているお道具を片付けようとすると、
「やめて!」と、お母様に、手を上げる始末。
どうしてあげたら、Yくんの為になるのか、考えました。
「Yくん? Yくんが、ママ嫌いでも、先生が、嫌いでも、ママも、先生も、Yくんが大好きよ。もう少しで、出来上がるよ。イヤなら、やらないでいい。でも、ママを叩くのは、やめましょう。」と、叩いている手を握りました。
すると、他のお友達が、一人、また一人と、お雛様を仕上げはじめました。
「はい!良く出来たね!素敵!頑張りました!えらいよ!」と、出来上がった子から、車を手渡しました。
「お約束守ってくれた子には先生もお約束守ります!」
そして、Yくん以外の全員が車を手にして、レッスン終了のご挨拶をしました。
すると、Yくんは、周りの子が楽しく車で遊び始めたのを見て、
「やっぱり、やる」と、最後までお雛様を仕上げました!
「Yくん!えらい!お約束守れる子、先生大好きよ!はい、どうぞ!」と、車を渡しました。
お母様も、「もうママは、手を出さないから、やってごらん」と、促してくださいました。
母親講座の間お友達と、楽しく車でで遊ぶYくんは、いつもの、穏やかで優しいYくんに戻っていました。
暗唱が終わり、お教室を出て行く子どもたち。
Yくんは、一番最初にお教室を出て行きました。
私は、もっときちんとYくんと向き合って褒めてあげたかったので、全員の暗唱を
聞いた後、走って追いかけていきました。
お母様と、手を繋いで帰って行くYくんの後ろ姿に安心しながら、追いついて、
「Yくん、今日は、先生、レッスンの途中で、Yくんのこと、大丈夫かなぁって心配したよ。でも、やっぱり、Yくんは、先生が、大好きな優しい、頑張れるYくんでいてくれたね。ありがとう!大好きよ!」と、Yくんを抱きしめました。
Yくんは、頷き、ニコニコとした笑顔を見せてくれました。
お母様は、「Yは、先生のことが大好きなんです。よかったなぁ!」と、Yくんの頭を撫でてくれました。
「また、来週も、待ってるよ!」と、頭を撫でて別れました。
まだまだ3歳の男の子、お母様への甘えもあったと思います。
でも、自分の力で最後までやり抜く力を付けたYくんは、一つ成長したのではないでしょうか?
これからも、Yくんの成長を見守って行きたいです。
津田沼教室 笠原先生